前々から思っていること。
それは、不要なものを捨てていくことが大切だと。
言い換えれば、自分の正しさを補完するのではなく、自分の間違い、認識の甘さに気づくこと。
お茶の稽古にしても、読書にしても同じ。
心に波風を立てず、静かで平穏な時間。
その時間が、自分の至らなさを深く認識させてくれる。
なぜなら、静かで平穏な時間の中で本来の自己のあり様が浮き彫りになってくるから。
心穏やかに一服の茶を喫す。
あるいは、独り静かに書物を読む。
そんなとき、本来の心のあり様から逸れた日常、仕事の現場に思いがいたる。