奪還 | 仕事道を極める

仕事道を極める

多くの人が、多くの時間を費やすのが仕事。単なる作業ではなく、極めたい道として仕事をとらえていきたい。

先日、スマホの寿命がきたので、買い替えた。

 

その際、夫婦割プランが適用されてきていたのだが、買い替えによって除外となる。

 

結果、妻のスマホも買い替えなければ、通話料が割高になるという。

 

妻のスマホなんて買い替える必要もないのにそうせざるを得ないような仕組みになっている。

 

自分は、完璧に仕掛けられていると思った。

 

ケータイという蟻地獄にハマっている以上、ここから容易に抜け出せないようなシステムを作られている。

 

人の損得勘定を計算した、巧妙に練られているビジネスモデル。

 

これを考え出してくる人間がいる一方、新製品ができるたびに、歓喜しながら長蛇の列をつくってしまうような大衆。

 

大衆心理をうまく利用しながら儲ける側の連中。

 

マスコミの動きに目を向けてみる。

 

すると、著名人やら政治家やらのゴシップや、過激な事件事故、災害や天候の危険度、あるいはおめでたい話でもちきりだ。

 

これは、今にはじまったことではなく、かなり前からこのような仕組みがつくられている。

 

今の〇〇は、けしからん!、国民をナメている!といった非難の矛先を向けさせるだけ向け、あるいは不安感や恐怖心を煽るだけ煽り、話題が次々にすり替わっていく。

 

先ほどのビジネスモデルにしろ、マスコミ報道にしろ、僕たちは肝心要なことを奪われている。

 

それは、思考していく力。

 

ただの損得や、非難や好悪、恐怖、歓喜といった感情を起伏させられるだけさせられ、本質にたどり着こうとする思考を阻害させてくる。

 

時代は変われど、ず~~~~と似たようなことを考えさせられ、感情に振り回され続ける。

 

つまり、僕らにバカになってもらっていたほうがおいしい思いができる一部の連中の思う壺。

 

そんなドツボから抜け出すにはどうすればいいのか?

 

手品は、動いているものに目を向けさせ、巧妙にトリックを仕掛けてくる。

 

ちょうど同じように、誰もが注目するような事柄に注目させ、肝心なことから目を背けさせるような仕組みがあちこちにある。

 

与えられてくるものを受け取っているだけでは、感情、本能に左右されるサルとなんら変わらない。

 

僕らはサルでも奴隷でもなく、人類だ。

 

都合の良い存在に成り下がってたまるかよと、人類として僕は思う。

 

奪われている思考の力を奪還しよう。