現実問題、薄氷を踏むように生きている。
これは、災害に遭ったり、死に直面するようなことがあれば、即座に認識する事実。
安定しているように思えた日常が、実は非常に有難く、かつ脆いものだったのだと。
でも、だからといってビクビク生きていても意味がない。
たった一度きりの人生。
その貴重な瞬間が即座に過ぎていく中、やはり大切なのは自分の気分なのだと改めて気づかされる一冊。
大切なことへの気づきと忘却の連続。
本当に大切なことは、肚の奥底でわかっていながらも、すぐに忘れてしまうのだ。
本を読み続けていくことが大事なのだと改めて思った。
世の中のあり様を憂い、国家の未来を憂う。
流れてくる情報を受け取るほど、不安が増し、気分が暗くなっていく。
だから、せめて自分の身の周りから明るく、朗らかに、心地よく笑える風を吹かせていきたい。
自分で事業をしていると、つくづく周りに得をさせていくことの大切さに気づかされる。
そして、その得とは、徳をともなったものでなければ、長続きしない。
自分が心地よさ、明るさ、安心感を提供することで周りが得をしていく。
世の中がどうあろうと、日常がどうであろうと、自分で自分の機嫌を取れるのが、一番の明るさであり、元気の源なのだ。
自分で自分の機嫌を取ることで、言動が磨かれていく。
目に見えない自分の気分は、言葉や態度によって必ず周りに波及していく。
昨今では、SNSで悪いものほど即座に波及していく。
だから、気難しい顔をしているよりも、にこやかに周りに元気を与えていたほうが、得。
人って不思議なもの、憂いや大変なことを抱えるほど、表情や言葉が慈悲深くなり、温かさを感じてもらえるようになる。
得とは、そういうことなのだと思う。
絶対積極。
う~ん、奥深し。