信じる。信用。信頼。
すべてポジティブで正しいように思う。
でも、自分は、最近、とことん疑ってみる、確認してみる、調べてみることのほうが、ずっと重要じゃないか?と思うようになってきた。
先日、ある学者が、このようなことを言っていた。
「学者や専門家なんてものを簡単に信じるんじゃない!それは、俺も含めてだ!」
とても、面白いと思う反面、自分の頭でとことん考えろ!という意味に捉えた。
たとえば、リーマンショックを引き起こしたサブプライムローン。
この劣悪なローンの仕組みに疑義を唱える学者も、専門家も皆無だったという。
ところが、それをきっかけに世界的金融危機が起きたのは、まだ記憶に新しい。
学者や専門家を信じるな!の根拠の一つだそうだ。
たしか、金融工学でノーベル賞受賞者が、いたような・・・。
そんな専門家、学者も、その危険性を認識できなかったのか?
でも、本当は、調べてみれば、ド素人でもわかるくらいの劣悪な仕組みだったはず。
学者や専門家にわからないことが、自分たち庶民にわかるわけがない。
そんな傲慢かつ卑屈なトリックに引っかかってはいけない。
一生懸命に仕事をし、一生懸命に読書、勉強をしていけば、何かがおかしいという直感は、必ず磨かれていく。
それは、頭の良し悪し、知識の有無を超越したものだ。
筋の通った生き方をしていれば、どこか不純で矛盾のあることには気づきやすくなるのだから。
確かに、信じるよりも、疑うほうが、エネルギーが要る。
頭も使うから、余計面倒だ。
でも、そうでもしなければ、世論は成熟していかないし、結果、国も良くならない。
空気を生み出し、政治を動かしていくのが、世論。
そして、世論を構成しているのが、自分たち庶民一人一人。
庶民がしっかりしなければいけない!
もっと、もっと勉強しなくては!