期末試験で赤点だった場合、補習が優先され、
駅伝大会へは参加出来ず、失格となる。
一人の失格ではなく、駅伝メンバー4人の陸上部員が、全員失格となる。
赤点常連の中3長男は、その十字架を背負いながら、生涯で最も密に、熱を込めて、勉強していた。
朝は、自主的に午前3時台に起きて勉強。
土日も、ほとんどの時間、机に向かっており、
仲間の為に、プライドを賭けて、
本気でタスキを繋ごうとしていた…
その運命の期末試験。
採点の結果…
久しぶりに、学年の平均点あたりの点数をマークし、
なんとか赤点は免れた!!
常に最下層ポジションの彼にとっては、快挙。
彼を心配していた駅伝メンバー、顧問の先生も安堵した模様。
恐縮ながら、改革を要する状況下だった彼にとって、記念すべき期末試験。
あとは、2週間後の大会に向けて、万全のコンディションの調整を。