2026年7月27日、熊本城を訪れました。最大震度7を観測した令和八年熊本地震の一日半前のことになります。
早朝に熊本の宿を発ち、駐車場を探してお城の周りを三十分ほども右往左往。裏手から回り込んだのが間違いのもとでした。やっとのことでメインと思われる「二の丸駐車場」にたどり着いたのが、ちょうど開場時刻の8:00。二番乗りの駐車場は「ドアパンチ」を避けるため、はじっこに停めます。
今朝も暑い九州は熊本県。観光客を南口に導く赤いラインに沿って歩いていくとゲートでふさがれ、開門は8:45とあります。時間をつぶすため「お食事処・お土産処 桜の小路」のベンチに座り、親父は毎朝の習慣の缶コーヒーをすすっています。二人とも手持無沙汰にお店の開店準備に忙しい店員さんをボーっと眺め、セミの鳴き声と時間をやり過ごします。
たくさんのセミの抜け殻が、今にもみんな歩き出しそうに木の幹にとりついていました。
行幸坂を上り南口券売所でまたしばし待つ間に、武士やお姫様の格好をした「熊本城おもてなし武将隊」が観覧の説明をしてくれます。
「ありゃ見てるだけで暑いな。たいへんだ」
板張りの「特別見学通路」を歩き本丸へ。以前訪れたときは自由に城内を歩き回れたのですが、十年前の熊本地震で甚大な被害を受け、その修復のために観光客の立ち入れる区域を制限しています。「数寄屋丸」の崩れた石垣が現在の熊本城の立ち位置を物語っています。
「闇り通路」をくぐりぬけ本丸に出ると、威風堂々とした大天守と小天守の眺めが待っていました。圧巻の熊本城です。
日陰のベンチで休む父親をおもんぱかって先の「おもてなし武将隊」の一人が、
「天守の中ではエレベーターをご利用いただけます。(健常者が使えないように)暗証番号方式になっていますので、係の者に話をしていただければ教えてくれます」とのこと。すでに暑さでギブ・アップ寸前の親父にはありがたいお話でした。
三本のエレベーターを乗り継いでお城の歴史や武具を見て回り、最上階の展望フロアへ。高いところが苦手な親父と私は景色に足を止めることもなく、さらっと一周しただけでそそくさと階段を降りていきます。
帰り際、「本丸お休み処」で私は御城印を、親父はキーホルダーを購入しました。
未申櫓
日本100名城 41/100
熊本城



















