スポーツの日を含む秋の三連休。直前の金曜日は会社の「メンタル・ヘルス・デイ」でお休み、木曜日に有休をとって四泊五日で中国地方の旅に親父と出かけました。最初の目的地は松江城です。
10月9日金曜日、快晴。大手前駐車場は満車だったので、数ブロック離れた駐車場に車を停めました。パーカーでは暑く、Tシャツ一枚でお城に向かいます。
まずは「ぶらっと松江観光案内所」で御城印を買い求めます。 案内所の前、「二之丸下ノ段」から見上げる天守は遠く、細部まではわからないながらも威厳があります。
この旅から親父に「杖」を使ってもらうことにしました。このごろは足元もさらに危なっかしくなってしまい、疲労軽減にもなればいいなとの思いもあります。
mont-bellで買い求めた「Tグリップ カムロック」のトレッキングポール、親父にしてはめずらしく面倒くさがることもなく、右手に持ち左手に変えロックを外して長さを調節し、いろいろと試していました。やはり脚が弱ってきたことを親父自身も気になっていたのだと思います。
大手門跡の石垣と太鼓櫓
「二之丸上ノ段」への階段を上がり、一ノ門をくぐると本丸へと出ます。芝生の広場に国宝天守がすっと建ち、私はその風景をしばらくのあいだ眺めていました。外壁の大部分が黒い木製の板で覆われる「下見板張り」、とても静かでしっとりと落ち着いたそのたたずまいは、現存天守ならではの重みがあります。「枯れぐあいに趣がある」と言ったら軽すぎる表現かもしれません。
靴を脱ぎ天守の中へ。再建された天守の多くには鎧や刀剣、城の歴史を紹介するパネルなどが陳列されていましたが、四百年前に建造されたこの松江城天守は、天守そのものの構造を見せてくれています。
大きな木造建築を支えるために必要だった多くの柱には「かすがい」が打たれ、現存天守では唯一のこる天守内の井戸、隙間から階下が見える怖い板張りの床。照明も控えめな光を投げかけ、四百年前の雰囲気をこわしていません。
いつものことで「脚が疲れた」、「もう上はいい」という親父にはっぱをかけ、今回は最上階「天狗の間」まで登り切りました。
「おやじ、ここは家康の時代からの貴重なお城だから、一番上まで全部行こうぜ」
二人とも怖くて外に出ることはできませんでしたが、逆光の宍道湖や松江の街を眺めることができました。
急な階段を最上階まで登ったために天守を出るとさすがに脚はがくがくで、松江城は国宝天守だけで満足して車に戻りました。このお城で半分の50城です。
日本100名城 50/100
松江城








