12月4日(待降節第2主日) マタイによる福音書3章1~12節
教会は、洗礼者ヨハネが行った説教と洗礼についてもう一度よく考えるように招いています。
ヨハネが話したのは神の国についてではなく、天の国についてでした。
ヨハネは当時のユダヤ人の慣習として神の名を発音することを避けています。
ところで、天の国という表現は、神の国は天にあるということを意味していません。
天の国はこの世にもあるのです。洗者ヨハネは人々を回心に招きます。
洗者ヨハネにとって回心という言葉は、霊的な生活の変化を意味しています。
ですから、洗者ヨハネが行った洗礼は、自分が罪人であることを認めて新しい人生を歩む決意をおおやけに示すものでしだ。
この福音書の文章は、待降節の間、私たちの霊的生活を深く方向転換するように招いています。