スラムがetapAXSで12s化となり、

遅れてシマノもロードコンポに12sを出しました。

 

電動オンリーは時代というか、

ワイヤーで引っ張るより電子制御の方が12sを制御しやすいと思います。

 

ぢゃ、これらのミックスコンポってどうなの?

 

ちょっとまとめてみようと思います。

 

以前の記事で実証実験したわけですが、

 

 

結論としては互換性は無いけど動く!
しかしながら・・・という部分を掘り下げてみたいと思います。

 

 

スラムのFD、RDでシマノのギアやチェーンの動作確認について、

以前の記事と重なる部分はありますが、改めて記載します。

 

ちなみに(シマノのFD、RDでスラムのギアやチェーンの動作)は想定していません。

 

当然メーカー非推奨です。=自己責任。

スラムとシマノではチェーンリングの歯数構成、スプロケットの歯数構成、

似て非なるものです。

 

シマノのチェーンリング52-36、50-34主流と思います。

対し、スラム50-37、48-35、46-33をラインナップしています。

プロ用に54-41なども出しましたが、専用FDがセットになります。

 

スプロケについて、

シマノ11-30、11-34の2パターンのみ!悩みが少なく自分みたいな貧脚には十分です。

スラム10-26、10-28、10-30、10-33、10-36・・・多すぎない?

需要があってそれに応えてるのかも知れませんが・・・

 

それぞれの歯数構成があり、それらを効率よく変速できるようにFD、RDがあるわけです。

スラムのFD、RDでシマノのチェーンリングとスプロケを回そうだなんて、

そんな都合よく行くわけありません。(結局動いたんですが・・・)

 

問題1

スラムのFDとシマノのクランクアームの干渉

(調整によって、ギリ干渉しない)

(ローターとかのクランクだったらどんな感じでしょうか?)

 

問題2

スラムのシーケンシャルシフトのタイミングがシマノのスプロケを想定していない。

(当たり前じゃん)

 

問題3

スラムのRDは10t~を想定しているので、11t~のシマノでは調整幅が少なくなる。

(ごもっとも!)

 

約、40kmサイクリングしてきました。

途中、登坂もありで、すべてのギアを使えたと思います。

 

自分の構成

FD:スラムForce etap AXS(12s用)

RD:スラムForce etap AXS(12s用)

クランクセット:シマノアルテグラ52-36(11s用)

スプロケット:シマノアルテグラ11-34(12s用)

チェーン:KMC X12(12s用)

 

走ってみた第1印象。

静か&スムース!なんか抵抗が減った感じ。

入れ替える前は、シマノの105とアルテグラのチェーンでした。

RDのプーリーの回転は、取り付け前に手で回したときから

明らかにForceの方が良かったです。

チェーンもKMCのサラサラしたオイルが良かったのでしょうか?

なんにしても、第1印象は文句なしに満点です。

(もっともシマノのデュラと比較したわけではありません)

 

一番気になっていたのが、シンクロシフト!もといシーケンシャルシフト!

いざ、使ってみると、ええ感じに動いてくれます。

シマノ謹製で揃えれば、もっと良いのかも知れませんが、持っていないので判りません。

でも、ワイヤーの105より格段に便利ですし、ちゃんと動いてくれます。(後日談あり)

 

参考までに、

シマノのギアスラムのシーケンシャルシフトを使用した場合のタイミングギア比を載せておきます。

こうしてみると、シマノのスプロケ11-30を使用した方が、

シーケンシャルシフトのタイミングとギア比が良さそうです。