高倉和也の朝令暮改 -11ページ目

高倉和也の朝令暮改

お笑い芸人・高倉和也のブログです。

僕は最近、時事ネタを題材に一人コントをやっている。

しかし、時事ネタは少し時期がズレてしまうとすぐに使えなくなってしまうので、結構な頻度でボツネタができてしまうのだ。

しかし、せっかく作ったのに人に見せないのももったいないので、文字に起こしたものをブログで公開しようと思う。

ブログでなんとなくネタの雰囲気を感じていただき、もし気に入って頂ければ、ライブにも足を運んで頂きたい。

では今回のボツネタは、今月初頭に起きた不動産屋前で頭蓋骨が見つかった事件を題材にしたものである……







一人、片付けをする男。片付けながら、ボソボソと愚痴り始める。

「…アルコールランプは…ここと。この標本は、ここでいいか。」

「あー、めんどくさいなあ。学校移転するからって、理科室の荷物運び教師にやらせるかな、普通。まあ大体終わったけど…」

「あ、あれも出さなきゃな。理科室といえば、人体の、骨格模型…あれ?ない。忘れてきたのかな。」

「まあ、後で探すか。ちょっと休憩しよう。スマホでニュースでもみるか。」

「…え?不動産屋の前で人の頭蓋骨見つかる?怖いなぁ。場所はどこだろ?」

「…ここ、荷物運ぶ途中で休憩したとこだな。そういやここで、一回荷物下ろして、壊れてないか確認したんだった…」

「え!もしかしてこれ…骨格模型!
どうしよう、大変な騒ぎになってる!」

「返してくれるかな…。よし、自然に取りに行けるようにシュミレーションしよう。」

「今は、骨格は警察署に置いてあるのかな。じゃあ警察署まで行って…」

「『すいません、不動産屋前の頭蓋骨、僕のですけど…』…いや待て、確実に誤解を招くぞ、これは!」

「あくまで理科の教材を取りに来た感じを演出しないとな。アルコールランプと標本を持って理科感を出していけば…いや、こんなもの持ち歩いてたら別の罪で逮捕されそうだ。」

「運良く警察署まで行けても、黒魔術師と勘違いされるかもしれないし…」

「そうだ、何か別の用事で警察署に行って、骨はあくまでついでに見つけたことにしよう!」

「『すいませーん、免許の書き換えお願いしま…あれ?この骨…?』いやダメだ!そんな目に付くとこに骨置いとくわけないし!」

「どうする?どうする!早くしないと…ん?ニュースの続報か…DNA鑑定の結果、人骨であることが判明した…なんだ、模型じゃなくて本物の骨かぁ!」

「はー、よかった…」
サッカーW杯ブラジル大会の、日本代表メンバーが発表された。

僕は絵に描いたようなにわかファンで、サッカーはW杯の時にしかしっかり見ないし、そもそも一番ちゃんと見たのがドイツ大会なので、情報がだいぶ古い。

そんな僕があえて偉そうに言えば、今回の代表メンバーはなんだが綺麗にまとまっている印象がある。

少し前の代表メンバーといえば、破天荒な選手が多かった。

オーバーヘッドシュートを空振りして頭から落ちてしまう高原とか、DFなのに気づくとゴール前にいる闘莉王とか。

サッカー選手から旅人にジョブチェンジした人なんかもいた時代である。

その頃と比べると、なんだか少し物足りなさを感じてしまうのだ。

しかし驚きなのは、一番記憶にあるドイツ大会がもう八年前だということだ。

そもそも、前回の南アフリカW杯から四年たっている。

南アフリカ大会といえば、話題になったのはブブゼラだ。

日本でもブブゼラが人気になっていた。

そういえば、当時出ていたライブハウスにも何故かブブゼラが安置されていた。

あのブブゼラは何のためにあそこに置かれていたのか。未だに謎である。

南アフリカに負けず劣らず、ブラジルも鳴り物は豊富である。

それに国技と言えるほどサッカー熱の高い国だ。今回も相当賑やかな応援がされることだろう。

応援に熱が入りすぎて、ドンパチ騒ぎにならないといいが…
先日、上野にある国立科学博物館に行ってきた。

実は、何を隠そう僕は博物館が大好きである。

今まで、東京駅近く、KITTE内にあるインターメディアテクや、江戸東京博物館に行った。

どちらも非常に楽しいところで、インターメディアテクは鉱石標本や実際に使われていた古い機材、江戸東京博物館は江戸の暮らしを再現したミニチュアが特に素晴らしかった。

しかし、どちらも化石標本に関してはあまり展示が無かったのが心残りだったのだ。

化石というのは、何度見ても興奮する。

鋭い爪と牙、巨大で奇抜な体躯を持つ生物が、本当にこの世界に存在していたことに言いようのない感情を覚えるのだ。

僕は、折を見てこの感動を人に伝えようと口八丁手八丁で頑張るのだが、残念ながらなかなか理解して貰えない。

例えるならこの感情は、芸能人をこの目で見たような感情と似ているのではないか。

実際に存在していることはわかっているのだが、それをこの目で見た時のあの感情。

きっと、EXILEのHIROをこの目で見た時と、メガテリウムの化石を見た時の感情は同じだろう。

いっそ、博物館にHIROを展示すれば良いのではないだろうか。

国立科学博物館には、昔の人間の様子を、猿人・原人・旧人などにわけて展示しているところがあるのだが、そこに「HIRO」という項目も追加したいところだ。

もちろん、ZOO時代とEXILE時代の両時代の様子を展示する。

さらに、昔、実際につかわれていたHIROの古いタオルや、当時のHIROの暮らしを再現したミニチュアも展示する。

極めつけはHIROの化石だ。

当時の躍動感が容易に想像できる、ダイナミックなポージングで展示されたHIROの化石。

想像しただけで垂涎モノである。

しかし、このままではただのHIRO記念館になりそうな気もするが…
「アナと雪の女王」上映中に、劇中歌をみんなで合唱するレリゴー現象が話題である。

どうも僕は、こういったイベントというか、風潮が苦手だ。

そもそも、日本でこの現象が起きていることが意外である。

映画の上映中に歌い出すなんて、日本じゃ恥ずかしくて定着しないと思ったからだ。

もし歌うとしても、恥ずかしくて周りを気にして大きな声は出せない。

でも心の中では結構楽しくて、でも楽しんでる感じを周りには悟られないようにしたい。

そんな複雑な感情が入り混じって、結局中途半端な苦笑いを浮かべながら小声で歌うのが関の山だと思っていた。

それが、蓋を開ければこれだけ盛り上がっている。これには、何か理由があるはずである。

考えられるのは、おそらく一番ハードルが高いであろう、最初に歌い出す人をあらかじめ仕込んでおくことだ。

他のお客さんが歌いやすいよう、言い方は悪いがサクラのような役割をする人がいるはずである。

しかし、もし本当にそういった人がいるとしたら、これはなかなか難しい仕事だ。

一人だけあからさまに、ミュージカルばりの声量と手振りで歌い出したら完全におかしい人だ。

逆に、小声でボソボソ歌い出したとしても、それはそれで隣の人に変な人だと思われるだけである。

やりすぎずやらなさすぎず、確実に声量のミートエリアを打ち抜く仕事が求められる。

ここまでの高等技術だ。きっと劇場での本番前に、レリゴー研修を受けているに違いない。

会議室に集められた新人のサクラ達は、レリゴー講師の後に続いて歌い出す。

「大きすぎる!もっと自然に!」

「もっと大胆に!周りを巻き込むのよ!」

講師のダメ出しに耐えながら、新人達は歌い続ける。

全ては、劇場のお客さんが歌いやすくなるためだけに…

そして、ゆっくり映画を見たい人の気持ちは押しつぶされてしまうのだった。
韓国・ソウル、アメリカ・ニューヨークと、立て続けに海外で地下鉄事故が発生した。

普段は意識することはないが、こうした海外の事故を見ると、特に大きな事故もなく、正確なダイヤを刻み続ける日本の地下鉄の精度の高さを改めて実感する。

確かに、人身事故などで遅れが出ることはあるが、それでも止まることなく動いているのだからすごい。

昔、「踊る大捜査線」のスピンオフ映画か何かで、手作業で電車の運行スケジュールを計算し直す描写があった。

劇中では、犯人によりコンピュータでの再計算が出来ない状況だったためこのような手段が取られたのだが、一昔前までは手作業が普通だったのだからさらに驚きだ。

そして、その複雑な路線を乗りこなしていた当時の東京都民にも驚きである。

上京してしばらく経つが、僕は今だに路線検索のアプリが手放せない。

もしアプリがない時代に上京していたら、僕は出かけるたびに路頭に迷っていただろう。

逆に、アプリさえあればアメリカだろうがヨーロッパだろうが、北朝鮮でもどうにかなりそうである。

考えてみれば、アプリがなければバイト先へ通じる路線もわからなかったのだから、アプリがなければ働けなかったわけだ。

働かないという事は、つまり引きこもりになってしまうということで、僕はアプリがなければ、家から一歩も出なくなってしまっただろう。

家から出ないということは、太陽の光を浴びることもないということで、僕はアプリがなければ、あっという間に日光不足で骨が弱くなり、ひっそりと骨折したまま生涯を終えていたことだろう。

危ないところだった。ダウンロードするかしないかだけで、生命の危機である。

孤独死を防ぐためにも、皆さんも是非路線検索アプリを使ってはいかがだろうか。