愛犬家のサンタ母さん  ~8歳頃~ | おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

ハイシニア柴犬介護記録です。
1年3カ月の闘病期間を含め、いつでも家族みんなで笑いながら過ごした、柴犬「わんこさん」との16年と8カ月の生活。
悲喜こもごもあったけど、トータルしてとっても幸せだった日々のおはなしです。

犬と一緒に過ごす生活って、いいね。

散歩仲間にわんこさんより一つ年下の、のんちゃんという男の子がいました。

のんちゃんのお母さんと母は散歩友達で、よく一緒に散歩していました。そしてのんちゃんだけでなく、わんこさんの人生の後半を支えてくれた獣医の先生のお母さんでもありました。


しょっちゅう連れ立って歩いている、同じ赤柴の二人。わんこさんはときおり、「のんちゃんの彼女」と呼ばれることもありましたが、性格はまるで違っていて。神経質で気難しいところがあるのんちゃんは、わんこさんを連れて歩いている私にも、あまり心を許してくれなかった気がします。けれどわんこさんとは、つかず離れずの良好な関係を保っているようでした。性格が正反対の方がなぜか不思議と相性がいいってこと、人間でもよくありますよね。


大きな病院に勤務していた獣医の先生が地元に戻ってきて、理想としていた予防医学を基本理念とするアットホームな診察をし始めたと聞いたのも、のんちゃんのお母さんから。

その頃まだ若く、元気で健康なわんこさんは診察をしてもらう機会はなく、予防注射や健康チェックの時にしかお世話になりませんでした。けれど7歳の時にも8歳の時にも、家族旅行の時にはわんこさんを預かってもらい、とってもよくしていただきました。


そんなある日に伝え聞いた話。

先生の新患さんで、子犬を家族に迎え入れたばかりの飼い主さんが、相談された内容とは。

「うちの子を、人懐こくて怒らないわんこさんのような性格にしたいんですけど、どのように育てたらいいですか?」というものだったというのです。

「そこでなんで『のんちゃんみたいに』って言わなかったんだろうな?失礼な話だ。」って笑いながら、先生は

「持って生まれた性格ってあるからなあ。でも説明が面倒だから、『わんこさんはああ見えて訓練教室にも通ったエリートだから、簡単に真似はできないよ』って言っといたよ。」と続けました。

物は言いよう、かな?わんこさん、訓練教室で本当はいちばん成績が悪くて、最終的に退学を勧められたのにね。


いろんな性格のわんちゃんがいて、それぞれの子が飼い主さんにとってはオンリーワンの、なにものにも代えがたい大切な我が子で。だけど「わんこさんみたいに」って言ってもらえたことは、とっても嬉しくて誇らしかった。

このエピソードは、今でも我が家のプチ自慢です。


赤いウインドブレーカーがトレードマークだったのんちゃんのお母さん。性格も体格もサンタさんみたいに丸かった。今は、先に天使になったのんちゃんと虹の橋で再開を果たして、私が知ってるよりも若くてスリムな姿をしているはずです。
彼女のことをクリスマスの今日、懐かしく思い出しました。ウインドブレーカー姿のサンタが届けてくれたプレゼントは、記憶に埋もれていた幸せな思い出。


メリークリスマス。

皆様に、そして皆様の愛犬に、幸せがたくさん訪れますように。


              
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