穴場過ぎる名湯バーベキュー鈴鹿峠 | 温泉マンもっちいの湯と山話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。


 国道1号線の鈴鹿峠にあるのが、バーベキュー鈴鹿峠です。
 この辺りの1号線は、上下線が離れているので、滋賀県側から行く方がスムーズに見つけて入りやすいです。
 この看板からは温泉があることは一切わかりませんが、真夏にピッタリの冷泉かけ流し浴槽があるのですよ。


 入るには条件があります。
 お食事処なので、食事を1000円以上食べるか、宿泊するかが条件です。


 バーベキュー、ます釣りもありますが、私は温泉と食事が目的です。
 エサ、竿が無料なら、釣りをしてみても良かったかな?


 昭和の雰囲気ですよね。


 池にはますが泳いでました。


 午後3時頃のかなり中途半端な時間なので、空いていて良かったです。


 ここが入口。2階はおそらく宿泊のお部屋でしょうか。泊まってみたいです。


 奥にも駐車場があります。


 鯉とマスがいます。


 この黒いのがマスかな?


 外から入れるトイレですが、中からも入れるようになっています。
 洗面台のタイルが素敵です。


 意外に道が空いていたのもあって、予約時間よりだいぶ早めに着いたので、散策しましたが、そんなに広くないので、もう全て見てしまいました(笑)



 レストランの中に、温泉分析書が掲示されています。許可を得て撮影。
 この記載では源泉は32度。この記載がちょっと不思議です。


 鈴鹿峠の湯という名前の自家源泉です。


 浴室は大小2つあり、いずれも貸し切り風呂として使われています。
 大が1時間1600円、小は1時間1100円です。人数にかかわらずなので、複数人で行くとお得ですね。小さな方でも、3人はいけそうです。

 私は、休日だから混むかと思い、向かう途中に電話予約して小に入りましたが、大きな違いは、源泉かけ流し浴槽が内湯エリアにあるか、露天風呂かの違いですね。


 塩素消毒はしているものの、源泉風呂はかけ流しです。
 

 小さい方の浴室へ。もうひとつの大きな浴室の暖簾が赤色だったので、もしかしたら、宿泊者が多い日には男女別になるのかもしれないですね。未確認です。


 脱衣所には棚があります。貸し切り風呂なので、これでじゅうぶんです。


 空気清浄機にパワフルなドライヤー、洗面台にトイレまで完備。


 特にトイレは、自動で蓋が開くタイプです。最新式です。めちゃくちゃきれいです。
 さっき行きましたが、せっかくなので、使わせていただきます。


 浴室は、おそらくリニューアルされていると思います。


 さあ、浴室へ。源泉風呂とご対面。興奮してブレブレです(笑)


 かなり小ぢんまりした源泉浴槽です。日帰り施設にあると争奪戦になりそうなサイズですが、貸し切り風呂だから安心です。


 湯口からどこかで嗅いだことのある匂いがします。


 洗い場は1つ。シャンプーとリンス、ボディーソープを備えています。
 鏡に映るのは、外気浴できるテラス。


 源泉浴槽からオーバーフローしたお湯はこの排水口から流れますが、一気に浸かると、排水口の能力以上に注がれて、大量に溢れます。


 ジュボボボボー!

 




 肩まで一気に浸かると、ものすごい勢いで、冷たい源泉がオーバーフローしていきます。排水口の能力以上のオーバーフローなので、縁からも溢れます。
 ひんやり冷たい非加熱源泉は、暑い時期なので、めちゃくちゃ気持ちいいです。


 冷泉浴槽、素晴らしいです。サウナ好きの方なら、サウナと冷泉浴槽のローテーションになるのでしょうか。
 私は、冷泉浴槽にいつつ、たまに加温浴槽に入る交互浴を繰り返します。


 源泉は透明ですが、ツルツル感があります。どこかで嗅いだことのある温泉らしいあの匂いがしますが、嬉しいことに、塩素消毒しているにもかかわらず塩素の匂いは全く感じられませんでした。
 源泉浴槽は22度ということで、この暑くてたまらない季節には最高です。温泉分析書に32度の記載ですが、この浴槽は明らかに22度に感じられました。


 もうひとつ不思議なのは、加温循環している浴槽の方が、ツルツル感が強く感じられました。加温循環がツルツル感に影響?もしかしたら、これはよくあることでしょうか。

 温冷交互浴が気持ち良くて気持ち良くて、エンドレスに楽しみ、1時間がすぐに経過しました。
 そうそう、外気浴するのも気持ち良かったです。


 湯上がりに、お食事です。

 ここでの入浴には、お食事を1000円以上食べることが条件です。


 座敷にしました。ちょうど、スタッフさん達の賄いタイム。申し訳ありませんでした。


 うなぎか魚定食か、ものすごく迷いました。

 塩どて、肝焼き等、魅力のある一品料理も多数あり、メニューを見るのも楽しいです。


 うなぎが泳いでいたらうなぎにしたかもしれませんが、ここは泳いでいるマスにします。



 特筆すべき点は、お泊りも安い!







 魚定食にしました。これがとても珍しいですが、一皿ずつ運んでいただく形でした。
 上品な旅館みたいです。まずは、ニジマスのお造りです。
 大根でなく、氷の上に乗せてあるのが嬉しいです。あの大根、あんまり、、、。


 酢みそで食べる刺身こんにゃく、美味しい!

 左上は、何かしら魚の佃煮で、ご飯が欲しくなるあの味です。
 マヨネーズが乗せてあるのが何かしら魚のそぼろ煮で、これがまたご飯が欲しくなる味でした。


 お造り、めちゃくちゃ美味しかったです。


 マスの南蛮漬け。甘酢が美味しいです。


 赤だしというところに、愛知県の近さを感じます。


 マスの塩焼き。絶妙な焼き具合。ふっくらした身がめちゃくちゃ美味しかったです。
 これがメインかと思いきや、、、。


 更に美味しいのが、このニジマスのフライです。
 揚げたてアツアツで、最高です。


 思わず追加してみた、マス南蛮タルタル付き。
 これがめちゃくちゃ美味しかったです。この日の美味しいモノ達の中のナンバーワンです。タルタル多めなのも嬉しいところです。


 そのタルタルにフライを突っ込んでみました。美味しいに決まっていますよね。


 まだ4時台ですが、これを夕食にするので、うなぎの巻きずしを追加。うなぎの天ぷらが巻かれている珍しいスタイルで、酢飯ではなく、うなぎによく合う甘辛い味のご飯でした。


 めちゃくちゃ美味しかったです。満腹です。

 冷泉かけ流し浴槽の気持ちよさが印象的ですが、食事のほうも、マス南蛮、マスの塩焼き、マスのフライ等全て最高に美味しかったです。

 あと、ここのスタッフさん、皆さん、とても明るくて愛想が良かったのも嬉しかったです。

 冷泉かけ流しと加温浴槽の交互浴で、暑い中の登山の疲れがスッキリとれました。

 バーベキュー鈴鹿峠、大好きになりました。

 バーベキューもしたいので、次は友人を誘おうかと思います。