第四十七湯 金の湯と銀の湯が織りなす至高の露天風呂! 乳頭温泉郷 妙之湯 | 温泉ブロガーの絶景温泉探訪記

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乳頭温泉郷のなかでも常に1、2位を争う人気の宿と言えば、外観・館内ともに和風モダンでお洒落な印象の妙之湯(たえのゆ)があります。「金の湯」と「銀の湯」と呼ばれる2つの源泉が有り、大小含めて露天風呂の数も多く、なかでも先達川の渓流を望む混浴露天風呂(妙見の湯)は、かなりの絶景です。

 

妙見の湯全景。大人7、8人は入れる程の広さで褐色の濁り湯温泉です。源泉は金の湯で、泉質は酸性-マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉です。硫酸イオンの働きにより、毛細血管が拡張し血流が促進され、外傷や火傷にも良いとされています。湯温は43~44度くらいある熱めの湯です。

 

こちらは銀の湯を源泉とした四角形の檜風呂。妙見の湯よりは小さめで大人4、5人が入る位の広さ。泉質は単純温泉なのでクセもなく肌へのあたりが大変まろやか。無色透明・無味無臭で湯温が40度弱なので長めに入ることが出来る湯です。

 

檜風呂から見た妙見の湯。檜風呂には屋根があるため、画像のように吹雪いている荒天時には大変助かります。高温の金の湯で温まった後に、適温の銀の湯に浸かることを繰り返す方が多いようです。

 

館内には金の湯源泉の岩風呂もあります。大人4,5人が入るほどの広さで、目の前は雪山景色が広がります。こちらも妙見の湯同様、デットクス作用のある熱めの湯です。

 

檜造りの貸切風呂もあります。泉質は単純温泉で大人4,5人が入れる広さを独占です。妙見の湯で見る滝の景色がこちらでも楽しめます。個人的には最も落ち着くお風呂と言えそうです。個人の脱衣場に暖房有りで1時間1000円。

 

乳頭温泉郷 妙之湯(にゅうとうおんせんきょう たえのゆ)

秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1

日帰り入浴 10:00~15:00(火曜日定休)

入湯料 800円

JR田沢湖駅から乳頭線バスに乗車し50分。「妙之湯前」下車。

※妙之湯は基本的に撮影やカメラ類の持ち込み不可です。お客様がいないという条件の下、撮影させていただきました。

 

~もっと乳頭温泉~

1962年開湯の大釜温泉は廃校になった小学校の木造校舎を移築して作られた珍しい宿です。そのため入り口には小学校の門柱風の看板や二宮尊徳像があり、どこか懐かしい雰囲気が漂います。

 

泉質は酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩泉。酸性による肌の引き締めと硫酸塩泉により傷への効果が期待出来そうです。また鉄分を多く含んでいるので白いタオルを入れると赤茶色に染まってしまいます。薄茶色の濁り湯で僅かな硫黄臭が漂います。肌へのあたりはとろっとしていて、入湯時は41度くらいの適温でした。

 

湯船から建物側を見たところ。かなり吹雪いてきている様子が分かります。この露天風呂の他に小さい露天風呂もあるそうなのですが、雪に埋もれて全く気が付きませんでした。画像右奥の扉を開けると内湯につながる構造で、柱や壁が黒色に塗られており、渋い外観を醸し出しています。

 

大釜温泉 大釜温泉旅館(おおがまおんせん おおがまおんせんりょかん)

秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50

日帰り入浴 9:00~16:30

入湯料 大人600円、子供300円

JR田沢湖駅から乳頭線バスで50分「妙之湯温泉前」下車。