隣では ドンドン ガシャガシャ ゴゴゴゴ〜〜〜 ガッシャン!!と轟音が!!!。
時折親方の怒鳴り声も!!
こちらでは トントントン パシャパシャ ガガガガガ ギ〜〜〜〜ン!!と騒音が!!
この音から情景を想像することができるだろうか・・・・?
写真を添付すると理解できるかと思いますが、一方はリニューアル工事中で、もう一方は解体工事中の現場です。
只今戸建て住宅の一階部分と外壁のリニューアル工事中です。
そしてその横では、どこかの業者さんが解体工事を始めました。
事前告知の張り紙には弊社の着工する頃に終わるようで、ちょうどタイミングが良かったなと思っていたら、なんと弊社より数日遅れで着工し、工期が重なってしまいました。
弊社が請け負っている物件とまったく同じ間取りの家で、ほぼ同時期に建った、40年以上前の分譲住宅です。
まだ人間の平均寿命の約半分しか経っていません。
償却できたからいいじゃないかと言われるかもしれないけれどなんだかね・・・・。
政府の定める会計基準?かなんかは鉄筋コンクリートの建物で確か耐用年数が60年だったと思いますが、材木はコンクリートのように酸化したりはしないので、何百年と保つのでしょうが、RC造よりさらに短い耐用年数のはずです。
こちらの解体物件も、リフォームすればまだまだ充分に使える建物ですが、なんらかの理由で必要なくなったということでしょう。
近所の不動産会社が買い取ったようです。
つまりは事業用として採算がとれると踏んだということですかね。
年代からしても、一般のサラリーマンが住宅ローンを組んでマイホームを持ち始めた初期の頃の分譲住宅です。
以前にテレビ番組で見た記憶があるのですが、初期の分譲住宅は、阪急電鉄が大阪から宝塚方面に電気鉄道を通して、その沿線を開発して宅地を分譲していったのが始まりだったと思います。
池田市にその最初の分譲地が今でもあるようです。
100年くらいの歴史があるはずです。
その頃は誰もが買える時代ではなかったと思うので、建売住宅が急激に建ち始めたのはやはり、高度経済成長期後半くらいからの昭和の時代でしょう。
現在リフォームさせていただいているこの物件も、まさにその時代に建てられた木造2階建住宅です。
地盤もしっかりとしているようで、沈下などもなく、建物も大きな傾きはなく特に問題はありません。
ただ、今の基準に照らし合わせるのは少々無理があるのですが、軸組の横架材(梁や桁など)のサイズが小さめで、セオリー通りの耐震補強がやりにくいところがあります。
その辺はバランスを考えて、合板を貼り補うことにしました。
あと、この時代の住宅ではよくあるのですが、断熱材が入っていなかったので、冬場は結構寒かっただろうと思います。
そういうことも想定はしていましたので、外壁に面した壁はほとんどはがして断熱材を入れておきました。
こちらのお施主さんは、近くの施設に入られているのですが、まだまだお元気ですので、やはり自分で家事をしながら気ままに暮らしたいとのことで、姪子さんと一緒に弊社にご相談くださいました。
快適に暮らせる住まいにリフォームさせていただきます。
一生懸命働いて手に入れた思い出の詰まった家をリフォームしてずっと住み続けられるというのはとても幸せなことだと思います。
お施主さんが嫌でなければ、私もこのリフォームを機に今後色んなことをサポートさせていただくことになるわけですが、できるだけ先回りして先の不安を解消できるように、気づいたことは改善しながら工事を進めます。
例えば、工事中にコンセントの位置がここでは使いづらいと感じたりしたら、確認をとって、壁を貼る前に移動させたりといったようなことです。
計画段階では気づかないことも多く、小さなことなら追加費用はなしでやらせてもらっています。
しかし、しつこいようですが隣の解体物件もそうですが、せっかく建てられた家が40年ほどで壊されるというのも寂しいというか、勿体無い話ですよね。
木造住宅の材木は、何百年経っても湿気などで腐らなければ構造材として問題はありません。
東大寺や清水寺など歴史的文化遺産を見れば明らかです。
常にインフレ気味の成長経済の住宅不足の時代に量産され建てられた住宅はクウォリティーが低かったり、間取りが窮屈だったりといった面は確かにあります。
しかし、少子化で核家族が増えた今の世の中、十分用途に叶う物件はたくさんあるはずです。
ただ、中古物件の流通がまだまだ活性化していないだけでしょう。
どうしてもこういったことは国家政策に絡んでくるので、何かのきっかけで動きや状況が変わってくることはあるとは思います。
私の敬愛するミュージシャンのジェフ・ベックは数百年前に建てられた住宅をリフォームして住んでいると聞いたことがあります。
もちろん、我々庶民が住むような30坪ほどの家とは訳が違うでしょうが、何しろ文化財とかではなく普通に住む住宅が築数百年なんて日本では考えられません。
もちろん、大英帝国の時代の遺物なら、貴族が建てて住んでいたものかもしれませんが、イギリスではあまり新築住宅は建たなくて、中古住宅をリフォームを繰り返して住み続けるとあるお客さんから聞いたことがあります。
日本もスクラップ&ビルドの時代はもう終わったようですので、これからだんだんそういう時代に入ってゆくのでしょう。





























