放送作家の小野高義です

 

春のセンバツまであと一週間となりました

 

というわけで

恒例(?)

ベスト8予想

やってみたいと思いまーす

 

実質的な予選が終わってから一冬を越すセンバツは

ただでさえ予想が難しい上に

今年から新基準の低反発金属バット

となることで

チームの戦力がますます読みづらくなり

予想は非常に困難です

 

全部当てたら

もはや

予言者と言って良いでしょう

 

当たることに何の意味もないことはわかりつつ

それでも

予想をすることでより楽しめる高校野球でもありますので

やっていきましょう

 

今回は32校が出場する記念大会なので

ベスト8までを4校ずつのブロックが均等にあって

非常にわかりやすいです

 

  ◇

 

まずは開幕直後のコチラのブロック

 

開会式直後から

いきなり難問です

 

昨年夏に甲子園ベスト8

その原動力となった二人の左腕が残る八戸学院光星と

関東一の対戦

 

関東一は

東京大会優勝、だけでなく

神宮大会で大阪桐蔭を下しています

 

エースの坂井君

めっちゃいいです

この対決を制した方が決勝まで行きそうなくらいの勢い

ではありますが

その隣のブロックには

明治神宮大会優勝の星稜高校

 

これはもう

むちゃくちゃであります

 

どこが勝っても納得なんですが

個人的には

関東一が勝ち上がるんじゃないか

という気がしています

 

どこのチームも投手力はいいですが

中でも

ぼくが見た中では

関東一の坂井君が1番いいんじゃないか

という気がしたのと

これはもう

地元東京なもんで

勝手に思い入れがある

という程度の理由です

 

  ◇

 

続いてはコチラのブロック

 

 

 

すっかり甲子園屈指の人気チームとなった近江高校

徳島県の地元育ち

中学時代からともに育ったメンバーが甲子園をつかみ取った阿南光

と注目校が集まる中

 

個人的にベスト8に推したいのは

豊川高校です

 

 

愛工大名電を下して東海大会を制した

明治神宮大会では準決勝に進出

 

その原動力となったのが

モイセエフ・ニキータ選手です

このブログでも綴らせていただきましたが

そのバッティングを見て

衝撃を受けました

 

中心軸がブレず

柔らかくてバットコントロールが良く

かつパワーもあって

バッティングに隙がなく

 

足も速くて

センターの守備も素晴らしい

 

趣味は筋トレ

というほど鍛えまくり

冬の間にごはんももりもり食べて

体重も85キロまで増量したようで

 

パワーアップした姿で甲子園で暴れ回る姿が

今から楽しみです

 

  ◇

 

続いてはこのブロック

 

コチラも

センバツ優勝経験のある強豪敦賀気比と

準優勝経験のある明豊

という

21世紀の名門校対決

があります

 

 

ベスト8に推したいのは

健大高崎です

 

中心となるのは

キャプテンの

プロ注目捕手

箱山溫人君

二塁送球が1,85という強肩で

打っては高校通算28本

 

守りと攻撃のまさに要となる選手です

 

昨年の報徳学園の堀柊那選手もそうでしたが

チームを引っ張る強いキャッチャーがいるチームは

トーナメントで強い

という気がします

 

さらに

新2年生左腕

佐藤 龍月投手も急成長しているようすで

投打ともバランスが取れています

 

健大高崎という学校は

非常にポテンシャルの高い選手があつまる傾向にあり

トレーニング理論も

高校球界の最先端を走っている印象があり

木製バットの対応もしっかりしてそうな感じです

 

一冬超えて

さらにすごいチームになっている

ような気がしたので

ベスト8に推させていただきました

 

  ◇

 

続いてはコチラのブロック

 

東海大相模から新天地で初の甲子園となる門馬監督率いる創志学園を

個人的には注目していますが

 

それでも

ベスト8は

山梨学院

と予想します

 

なにせ昨年のセンバツ優勝高校です

 

そのメンバーがごっそり抜けてからの

秋の大会は

関東大会準優勝

 

名将

吉田監督の手腕が

一冬でさらにチームを成長させ

春の甲子園を勝ち抜いて行きそうな気がします

  ◇

 

続いてはコチラのブロック

 

和歌山大会で優勝し

全国レベルの強豪校が揃う近畿大会で

ベスト4を勝ち取った耐久高校が

甲子園でどんな戦いを見せてくれるのか注目が集まりますが

 

ベスト8進出は

中央学院

と予想します

 

中央学院は

秋季関東大会で

健大高崎に

準々決勝で敗退

 

関東5枠の中でギリギリ滑り込みの選出

という形ではありますが

 

その健大高崎とは

4-3という大熱戦

 

そもそも

強豪揃いの千葉大会で

八千代松陰、木更津総合、東海大市原望洋、習志野、専大松戸と

プロ注目選手を擁する強豪を次々撃破して

関東大会に進出した実力校であり

 

センバツに選ばれるには十分すぎる戦力を整えています

 

特に

身長186㎝の長身右腕

蔵並 龍之介投手

ショートとピッチャーの二刀流

颯佐 心汰君

の二枚看板の投手力も注目で

 

倉並君は

一冬超えて大化けしそうなタイプなので

非常に楽しみです

 

  ◇

 

続いてはコチラのブロック

 

これはすごいブロックです

 

広陵、高知、青森山田

4校中3校が

明治神宮大会出場校

 

明治神宮大会出場校は10校しかないので

つまりは

昨年秋の時点でベスト8レベルの実力

ってことで

 

残る一校も

プロ選手を毎年のように輩出する

京都国際

 

ベスト8に残るだけでも困難な地獄ブロック

ですが

 

ここを勝ち上がるのは

やはり

広陵高校

 

ではないかと予想します

 

なんといっても

広陵高校には

高尾響君

という絶対的エースがいます

もちろん

高知高校の

最速145キロ右腕・辻井 翔大投手

最速148キロ右腕・平 悠真投手

のWエースも強力ですし

 

青森山田の

147キロ右腕関浩一郎君

八戸学院光星をノーヒットノーランに抑えた桜田朔君

のWエースは

優勝候補と言ってもおかしくないレベル

 

ではありますが

 

名門、広陵高校で一年夏からエースとしてマウンドを守り

甲子園の大舞台でも見事な投球を見せてきた

高尾君の経験

まさに唯一無二であり

これに投げ勝ち打ち勝つのは

容易ではないと思います

 

特に

1回戦、2回戦ならば

ベストに近いコンディションで試合に臨めるはずで

広陵が一歩リードかな

 

という気がします

 

  ◇

 

続いてはコチラのブロック

 

これもすごいです

 

関東王者の作新学院に

絶対王者、大阪桐蔭

 

さらには九州の強豪神村学園に

甲子園春夏通算54回の北海高校

 

すでにベスト4かよ

 

っていう並びの中

 

ベスト8進出は

やはり大阪桐蔭ではないか

 

と思います

 

秋季大会でブレイクした

森陽樹投手のストレートは

ちょっと度肝を抜かれました

まだ1年生の段階であのストレート

一冬超えて

さらにスケールアップしてる可能性もあって

将来

日本の野球界を引っ張っていきメジャーを目指すような投手になりそうな

ロマンを感じさせます

 

3番徳丸快晴選手、4番のラマル選手を中心にした打線はもちろん破壊力満点ですが

 

それ以上に

大阪桐蔭は

他のどの高校よりも

「飛ばないバット対策」

が出来ているような気がします

 

3月以降

練習試合解禁となってから

連日

飛ばない新基準バットで長打を連発

 

西谷監督は新基準バットの対策について

「ありますが秘密です」

と言うとおり

対策はすでに実行されているようです

 

これは強いと思います

 

  ◇

 

さていよいよ最後のブロック

 

 

4校中3校が

甲子園優勝経験校

 

残る日本航空石川も

明治神宮大会優勝の星稜に

石川大会では勝利している競合です

 

そんな中

ベスト8は

 

報徳学園

 

と予想します

 

1番の強みは

昨年の準優勝チームで背番号10でマウンドに立った

今朝丸投手

背番号11だた

間木投手

新チームでは

間木投手が主将でエースナンバー

でしたが

 

今朝丸投手も

身長187㎝で体重も8キロ増量して80キロ

最速は150キロで

さらにスケールアップした姿が見られそうです

 

  ◇

 

というわけで

 

おさらいしますと

 

関東一

豊川

健大高崎

山梨学院

中央学院

広陵

大阪桐蔭

報徳学園

 

というベスト8の予想

 

ですが

 

まあ

これはただの予想です

 

こういう見方もあるよねー

っていうガイドブック的な感じで

春のセンバツを楽しんでいただければ幸いです

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした