放送作家の小野高義です

 

FA宣言をしたものの

まだ動きのない楽天の辰巳選手が

トークショーの中で

「決まったことがないので言えることがない」

と言っていたことが

記事になっていました

 

 

 

本当に決まってないんだな

 

ということを実感させる記事でした

 

  ◇

 

このオフのFAでは

 

これまでほぼFA選手を獲らなかった西武が

石井選手と桑原選手を獲りに行ったり

ソフトバンクの有原投手は

FA獲得最強球団というイメージのあったソフトバンクから

巨人も合わせた競合を経て

古巣日本ハムへ移籍

 

など

 

時代の変化をうかがわせる事例が続きましたが

 

この

辰巳選手の「FAしたけど決まらない」

も象徴的な出来事でしょう

 

  ◇

 

このオフ

 

年が明けて10日以上経って

FAしたけれど去就が決まっていない選手は

辰巳選手の他

ソフトバンクの東浜巨投手

海外FAを行使した則本投手

の3人がいます

  ◇

 

かつては

FA宣言

というのは

実績を積み上げた、選ばれた選手の「特権」

のようなイメージがありました

 

しかし

よくよく意味を考えれば

 

「自由」に「契約」できる

 

ということで

 

日本語にすると

「自由」「契約」

というドキッとする言葉になります

 

いわゆる戦力外通告とイコールのイメージが強い「自由契約」

どこの球団とも自由に契約出来る「権利」を持っている

という点においては

 

FA宣言した選手と

立場は変わらないのです

 

  ◇

 

メジャーリーグでは

球団との契約がない選手は「ノンテンダー」のFA権を持っていますが

超大型契約を報じられる選手もいれば

シーズンが始まっても契約が決まらない選手もゴロゴロいます

 

FAとは本来そういうものだということでしょう

 

  ◇

 

辰巳選手は

その素質、センスは球界でも1,2を争うという声もあるほど

走攻守においてその能力はいずれも高く

本来なら引く手あまたの素材…

 

となりそうなところですが

 

やはり

ゴールデングラブ賞の授賞式で全身金色にしたり

奥さんが何かとお騒がせな人物っぽかったり

そもそもの言動においても、かなり変わってるところがあったりして

そういうのを普段から見てると

能力はあっても獲得するのをためらうのも無理はないだろうな

 

というのもうなずけます

 

そういう意味では

野球はチームスポーツである

ということを改めて感じさせます

 

  ◇

 

FAというのは「権利」であり「特権」ではない

 

という本来の意味と文化が

いよいよ日本にも浸透してきたのかなあ

 

という気もする

年の初めのプロ野球事情なのでした

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした