放送作家の小野高義です

 

きょうは

甲子園が一番熱く盛り上がる準々決勝4試合!

 

何れ劣らぬ日本全国の代表が激戦を勝ち抜き残った選りすぐりの強豪8校を1日で見られる、高校野球一年の集大成といっても過言ではないでしょう。

 

そんな日に

木曜日台風で行けなかった墓参りに

岡山まで行かなければならず…

しかし!

今は

バーチャル高校野球という強い味方があり!

出先でも高校野球をスマホで見放題!

ただでさえ

新幹線の3時間あまりはやることない無駄時間になりがちなので

高校野球ベスト8のこんな日にはもってこいかもしれません!

 

しかしながら

乗った行きののぞみの車両がWiFiなし車両…

 

持ちギガパンクしそうになりながら執念でバーチャル高校野球です

 

  ◇

 

さて

第一試合目は明石商業vs八戸学院光星

今日の先発は

意外にも3回戦好投の杉戸くん!

てっきり中森くんが先発するものと思ってましたが…

 

一方の八戸学院光星も背番号5の下山くんが先発

強打を誇る両校

両チームある程度の失点は覚悟

という起用に見えました。

 

しかし

明石商業が下山くんの立ち上がりを攻め

6点リード

接戦を勝ち上がってきた明石商業

きょうは楽勝

なんてことはありませんでした!

 

さすがは強打の八戸学院光星

徐々に追い上げついに一点差

 

ここで

いよいよエース中森くん…

かと思いきや

この場面で

甲子園初登板の溝尾くん、

 

中森くん余程調子が悪いのか?それとも故障か?

そんな心配をしてしまうような狭間監督の継投策。

 

しかしながら

溝尾くん

ストレートは130キロ台前半ながら

スライダー、スプリットなど落ちる系の球で粘り強い投球で強打の八戸学院光星をかわしていきます。

 

しかし

6回裏、ついに八戸学院光星ついに同点

ブルペンでは肩を作る中森くん。

ここで登板か?

しかし溝尾くん続投!

 

名将狭間監督

スタンドの重たい期待をグッと受け止め我慢しているようにも見えました。

そして7回裏

ツーアウト三塁の場面で

ついに中森くん登場!

 

中森くん球は走ってます!

140キロ台後半を連発!

故障の心配はなさそうに見えます。

 

そして8回

ついに明石商業がついに一点勝ち越し!

 

そしてさらにギアの上がった中森くん

MAX149キロ!

 

9回も先頭打者をエラーで出塁させてしまったものの

後続を見事に断ち切り見事な勝利!

準決勝に進出!

 

中森くんは今日は37球。

 

あしたは休養日なので

2回戦での完投から数えれば

中6日

休養十分のベストコンディションで準決勝に臨めそうです。

 

終わってみて振り返ると

優勝への執念が生んだ狭間監督の我慢の采配、だった、ということかもしれません。

ギリギリでの継投のタイミングは

その時は遅すぎではと思いましたが

終わってみれば実に絶妙なタイミング!

 

見た目に似合わず(失礼)緻密な分析力と戦術眼を持つ狭間監督の力量は

やはり只者ではありませんね!

 

 

ところで

その狭間監督

高野連に注意されたそうです。

 

なんでも

ガッツポーズのしすぎだそうで…

 

なんか…

微笑ましいですよね

逆に…

 

ぶっちゃけ

べつにいいんじゃねーの

という個人の感想です。

 

  ◇

 

ぼく的には

高野連が

巷で言われるほどの頭コチコチガンコじじい集団

とは思ってません。

これだけのでかい規模のイベントは

スポーツに限らず

日本を見渡してもあまりなく

しかもそれが

高校生の教育の一環でなければならないというアマチュアリズムを守り、商業主義に飲み込まれぬよう未成年者の成長の場としながら運営していくということは、さまざまな矛盾を抱えながらの運営であり、その矛盾の溝を少しでも埋め、落とし所を見つけながら、守るところは守り変えるところは変える、ということを、周りからはわかりにくいながらも、ギリギリのところで考えを凝らし悩みながら、それなりに頑張ってくれている、とは思うのです。

 

なので

まあ

指導者のやりすぎガッツポーズを注意するのは分からなくはないのですが…

 

たしかに

そもそもアメリカのベースボールには

派手に見せつけるようなガッツポーズは

敬意を欠く侮辱行為だ

という文化があり

そんなことをするとあとでデッドボールをくらいます。

 

日本でデッドボールぶつけられることはあんまりないですが

そういうのはよくない

というのは日本の風土や文化にも馴染んでいて

だからこそ日本人は野球が好きなんだろうなあ、とも思います。

 

昔、それこそぼくたちが高校生の頃には

地方予選で

ホームラン打って大はしゃぎした選手がホームラン取り消された、なんてことがあったりしたくらいですからね。

 

でも、今回の狭間監督ですが…

まず言えるのは

そんなにやな感じがしない

ってことでしょうか。

 

要は

相手だけでなく客観的に、やりすぎじゃねえの、やな感じなんだけど

という印象を持たれるようなことは注意した方が良いけど

そうでもなければまあ見逃してあげてもいいんじゃないかと。

 

こういうのに関しては基準は設けようがないから、一度こういうのがまかり通り出すと困ったことになりそうだから注意した、という側面もあるのでしょうが

 

でも

なんかこの人注意するのは注意した方が野暮に見える感じしません

 

試合後のインタビューで

「ガッツポーズしすぎて肘が痛い」とか言ってましてからね(笑)

 

  ◇

 

狭間監督は

選手に

一方的に上から理不尽なことを言うタイプではないようです。

 

明石商業に赴任した時は

部員も少なく

強豪揃う兵庫県では弱小の部類に入るくらいの学校で

グラウンドは雑草生え放題で

少ない部員はサボリ放題で部室でカップラーメンすすってたり…

 

予算もなくて

遠征費を捻出するために

関係先に頭を下げて

生徒たちとバイトをさせてもらったり…

「甲子園で優勝する」

と言ったら周りから笑われ

 

それでも

選手たちと真剣に向き合い

上手く出来ない選手には

自分でバットを振って手本を見せたり

ヘッドスライディングを自らやってみせたり…

 

そうやって選手と向き合い

ともに汗と涙を流して10年…

 

…の末の

ガッツボーズ

 

…と思うと

これ、良いガッツポーズですよね…

 

  ◇

 

まあ、同じおっさんを注意するなら

前にもブログに書きましたけど

高校野球見にきてまで野次を飛ばすじじい

  ↓

 

大船渡高校に「勝つ気あんのかコラ」とはどの口がいうとんじゃコラ

 

こいつら見つけたら即叩き出す

ということを

高野連にもやってほしいなあ

という個人の意見です。

 

  ◇

 

第2戦

 

中京学院大中京vs作新学院

 

4番の主将石井くんが

いきなり先制スリーランホームラン!

岡山学芸館相手に18点の強力打線

前の試合の好調をそのままに

中京学院大中京のエース不後くんをとらえました。

 

作新学院林投手

中日の柳投手を彷彿とさせるフォームから140キロ近い速球と変化球を巧みに織り交ぜ

好調中京学院大中京打線をかわしていきます。

2回裏

中京学院大中京の攻撃

目測を誤ってヒットを許したライトを即座に交代!

小針監督厳しいですねー。

 

中京学院大中京

5回から登板の元くん

 

強打作新学院をストレートとゆるいカーブを効果的に使う巧みなピッチングで抑えていき、試合を落ち着かせます。

元くん

まだ二年生

実に野球センスを感じる選手ですね!

 

両チーム張り詰めたこう着状態。

 

7回ツーアウト一、二塁で中京学院大中京

背番号18の赤塚くん登場!

前回の登板で度肝を抜かれたスケールの大きな隠れた逸材!

 

対するは先制スリーランの石井くん!

 

きょうも力のあるストレート!

そして珍しくカーブで石井くんをレフトフライに打ち取りました!

 

その裏7回

 

ワンナウトから

元くん

鋭い当たりのピッチャーライナー

センターに抜けてヒット!

バッティングも素晴らしい!

良い選手です!

 

そこから

フォアボール挟んで実に4連打!

 

この夏猛威を振るう中京学院大中京の七回の集中打!

このままビッグイニングなるか?

 

しかし

続く赤塚君に代打。

ゲッツーに打ち取られ、この回終了。

赤塚くんも交代になって

中京学院大中京、ちょっとイヤな流れ…

 

しかし

その裏の攻撃を

再びマウンドに登った元くんが見事に断ち切ります!

 

中京学院大中京

先発の不後君はレフトに

元君はライトの守備位置に

自在の継投を可能にしています。

 

中京学院大中京の橋本監督は

社会人NTT西日本でコーチ、監督、GMを歴任した経歴を持ち

継投のみならず

一年生小田君の抜擢などの選手の起用

相手投手攻略のための指示も的確

その並々ならぬ手腕が

これまでの試合の中から感じられる

なかなかに凄腕の監督さんです。

 

そして続く8回裏

そんな橋本監督の期待に

元君がまたしても応えます!

 

 

なんと

満塁ホームラン!

継投の仕方、交代のタイミング

とにかく絶妙!

選手の調子を見極める眼力もただならぬものがあります。

 

6-3で中京学院大中京がベスト4進出!

 

前評判は高くありませんでしたが

残った4チームの中で

相手が一番脅威を感じるチームなのではないでしょうか。

 

 

新幹線が岡山に着いた頃に

ちょうど星稜vs仙台育英戦の試合開始。

 

レンタカーに乗ってラジオで戦況を聞いていたのですが…

 

まさか…

仙台育英がそんなに一方的に…

 

ポイントは

一年生伊藤君の交代時期

だったでしょうか。

 

2者連続フォアボールで満塁…

仙台育英の須江監督は

「伊藤君は一回でも二回でも持ってくれれば良い」

と言っていたようですが

今ひとつ制球が定まっていなかった伊藤君

二つ目のフォアボールは

後になってみれば替え時だったのかもしれません。

 

本来、そこまで力の差がある両チームではないはずなのですが

結果

満塁ホームランでがつんとやられてから持ち直すことが出来ず

ずるずるとハマってしまったような印象です。

 

しかしながら

仙台育英

一年生の笹倉君伊藤君

キャッチャーの木村君

いずれもまだ一年

今日の悔しさを持ち帰って

さらに大きく成長して甲子園に帰ってきてほしいと思います!

 

  ◇

 

墓参りを終えて

レンタカーを返し終わったころに始まった

第4試合

関東一高vs履正社

 

きょうは

関東一高が先制!

履正社が今大会初めて追いかける展開。

先制のスリーランは

世田谷西出身平泉くん

ジャイアンツカップ優勝の報告は届いているでしょうか。

 

しかしその裏

井上くんさすがのタイムリー!

二回にも一点を返し

じわじわと追い上げてきますが

先発の谷君も粘りの投球。

 

きのうけっこう球数投げていたので今日は先発ではないと思ってましたが

連投

それでも

球の走りはまずまずです。

 

球速は140キロ程度

ですが

強打の履正社打線、やや差し込まれている印象も。

 

谷投手

肩甲骨から腕がしなやかにまわるとてもきれいな腕の振りで

スピンの効いた素晴らしいストレートが投げ込まれます。

この腕の振り

ぜひ見習いたいものです。

 

しかし

徐々に疲れが出てきたか

5回、ついに同点となり

土屋君に交代

それでも履正社打線は止まらず

6回

井上君の走者一掃タイムリーでにさらに3点追加。

 

やはり履正社強かった!

 

7-3で履正社勝利です。

 

  ◇

 

これで関東勢、東北勢は姿を消し

残った4校

どこが優勝しても初優勝!

 

対戦は

履正社vs明石商業

星稜vs中京学院大中京

 

様相としては

監督力vs個人の力

みたいな構図になってますね!

 

緻密なデータ分析で知られる明石商業狭間監督

明日の休養日一日

それこそ履正社のデータというデータを洗いざらい穴が空いてボコボコになるくらい研究し尽くして

明後日の試合に臨むことでしょう。

 

そして二日の休養を得て万全の奥川君を

中京学院大中京、橋本監督がどう攻略するのか

注目です!

 

それではきょうはこのへんで

小野高義でした!