うで体とあし体…?

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放送作家の小野高義です

 

ここのところ球速が伸び悩んでおります。

きょうも

バッティングセンターに行ってきたのですが

ストラックアウトコーナーで

球速は102㎞…

 


 

ボールは指にかかってコントロールもされていて

 

スピードガン壊れてんちゃうか

と思うくらいの感覚なんですが…

 

動画で改めて見てみると

腕を前で振ろうとするあまり

状態が立って前に突っ込んじゃってる感じが…

 

頭で思い描いているイメージと全然違います。

 

肩が痛いのを意識してしまってか

体重を後ろに残してから思いっきり腕を振る

ということが出来ていないようです。

 

股関節が固いから

腰をねじ切るように回す動きもぜんぜんできていない

 

フォームが迷走してますねえ…

 

んー…

なんとかせねば…

 

  ◇

 

そんな夜に注文した書籍が届きました。

 

ベースボールクリニック

 

 

 

主にアマチュア野球選手や指導者向けの

練習方法や理論と実践方法などを解説した

野球の実用雑誌です。

 

5月号が

投打のパフォーマンスを支える股関節

という

実に今気になるタイトルだったので

amazonnで注文

しようとしたら

「この本を買う人にオススメの本」

という3月4月号も画面に出てきて

またこれが

そそるタイトルだったので

3冊まとめて購入。

amazonnはこういうところがずるい。

どんどん金をむしり取っていきますね。

 

まあいいや。

 

   ◇

 

帰って早々ばーっと読んで

なるほどなるほど

タイトル通り実に興味深い内容。

 

5月号では

奈良大付属高校の田中監督によるインタビュー

「股関節周囲の筋力アップが骨盤の回線スピードを上げる土台」

というタイトルで

 

骨盤の回線スピードを上げるトレーニングで

選手たちの飛距離アップと球速アップが実現した

という話

 

 

具体的な

股関節トレーニングが

連続写真入りの解説

 

 

QRコードで動画も見れます。

 

 

今度やってみることにします。

 

3月号は

明石商業の投手育成メソッド。

 

明石商業は

元明徳義塾中学監督の狭間監督就任以来

毎年素晴らしい投手を育てているので

実に興味深い内容です。

 

 

狭間監督の見た目とは裏腹に(失礼…)

 

実に理論的な考え方で

トレーニングを実践していることがわかります。

 

バーベルトレーニングも

それほど驚くような重さや回数を上げているわけではなく

「軽重量、高回数で筋肉に刺激を与える」

ということを目的として

取り組んでいるようです。

 

 

参考になります。

 

 

  ◇

 

そして

気になった特集が

4月号の

合理的パフォーマンスの方法論

 

 

ソフトバンク千賀投手の

「理想の投球フォームの追求」

についてインタビュー記事があって

 

 

そんな千賀投手や

 

楽天の岸投手などのアスリートコンサルタントをしている

鴻江寿治氏

 

 

 

 

による理論が紹介されています。

 

その

鴻江理論によると

 

人間には

「あし体」と「うで体」

という二つの体のタイプがあって

ざっくり言うと

つま先体重な人がうで体

かかと体重な人があし体

という事らしいです。

 

以下のように…

  ↓

 

 

 

イスから立つ時

膝に手を置いた方が立ちやすいのがうで体

そのまま立てるのがあし体。

 

どっちが良いとか悪いとかではなく

ほぼ生まれつき

そういう体のタイプがあるそうです。

 

ここらへんは

4スタンス理論と似てますね。

 

楽天の岸投手はうで体

千賀投手はあし体

だそうです。

 

  ◇

 

そして鴻江理論では

うで体、あし体

それぞれのタイプに応じた

投げ方がある

と言います。

 

 

うで体の人は

投げる時

腰が早く開きやすい傾向があり

あし体の人は

逆に、左腰がまわりにくい傾向があります。

 

なので

うで体の人は

腕でタイミングを取るワインドアップの方が力を発揮しやすく

右腰になるべく体重を残し

右足軸で体を回し

テイクバックを大きく撮って上から投げ下ろす

左手のグラブを上げて開きを押さえる

などの意識が重要だそうです。

 

一方あし体の人は

腰が回りづらいので

足でタイミングを取ることを意識。

なので

セットポジションがオススメ(千賀投手もそうですね)

並進運動時に左足をまっすぐ捕手に向け

右手はできるだけ体の横に置いたまま

コンパクトなテイクバックでボールを切るようにリリースすると

力をボールに伝えやすくなる

のだそうです。

 

  ◇

 

ちなみに

ぼくも試してみたら

ものすごい

「うで体」

でした。

 

なので理想は岸投手

 

って簡単にできるわけないですが…

 

いずれにしても

やわらかな下半身と股関節は必須だな

と改めて思うのでありました。

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした。