3月上旬に参りました福岡。
ワタシのスキスキスーな天神のフレンチレストラン『アニオン』を訪問。
アミューズとロワール産ホワイトアスパラガスを戴きました記事はこちら。
そしてワタシのスキスキスーなアレが登場です。
カモンレッツゴー。
ブーダンノワール Boudin noir (Blood Sausage)!
豚の血のソーセージです。
ワタシはこれが大変にスキなのですが、余所で食べたことは殆どありません。
それも凄ーく昔に(1990年代かも)ちょっと食べたくらい。
なのでブーダンノワールの何を知っているかと云われても全然なのです。
アニオンのブーダンノワールがスキスキスーなのです。
赤と云うより紫。
ワインの色にも酷似しております。
あとアケビの実も思い起こされますがアケビはこんなに紫が濃くないですね。
やはりブドウの色か。
ブーダンノワールの下にはマッシュポテト。
そしてリンゴペースト。
ごぼうとビーツの酢漬け。
いつものサポートメンバーが最強のサポート。
ステキです。
イタダキマス。
ウマウマ王!
自分にとっては他の何とも関連性を感じない幻想の世界から来た食べ物。
一口食べれば異界への扉が開く。
荘厳な鐘の音が谺し、遙か彼方へとその響きを届ける。
我が魂は世界の涯へと達し、古の歌と共に王者の威容に感嘆する。
そして突然、天神のアニオンに戻る。
天と神か。
なるほど。
何がなるほどなのか良く判りませんが。
写真を撮りそびれたイスラエルのワイン(前回も戴いた)と共に。
ワタシの流れがランダムから生まれて動的平衡状態を保ちまたランダムに戻るまでの間。
古の歌はワタシに語ります。
目一杯のシアワセを食らってやろう。
その一つがこのブーダンノワールであろう。
血の馥郁たる香りと深い味わい。
甘く力強く計り知れない。
塩やスパイスは血の魅力を引き出すための最小限。
肉でも魚でもやはり血の味わいを求めてしまう。
吸血鬼か。
吸わないけどね。
ブーダンノワールブラボー。
この後もワタシの魂に響くメニューが目白押し。
順々にご紹介します。
美味しかったです! 御馳走様でした!
アニオン AIGNON
福岡県福岡市中央区天神1-15-14 高木ビル1F
18:00〜翌2:00
日曜休