Roy Buchanan
Roy Buchanan
ヤクルトスワローズにブキャナン投手が入団した時にすぐロイ・ブキャナンのことを思い出した貴方はワタシの友達です。
これからもずっと友達でいてください。

突然ワタシの中でロイ・ブキャナン愛が溢れてしまったので以下ダダ漏れです適当に読み流してください。

ワタシがロイ・ブキャナンをちゃんと聴いたのはもう1990年代に入ってからです。
それまでもちょっとだけ聴きましたが何だか地味だなーと思ったくらいで。
ご存じのない方に申し上げますと、ロイ・ブキャナンはアメリカのギタリストで1939年生まれ、様々なアーティストのサイドマンとして活動の後にソロアーティストとしても活動。
様々なギタリストに影響を与え今も敬愛されている偉大なギタリストです。
1988年に刑務所内で自殺。
最後はあまり幸福でなかったような話があります。

有名なのはジェフ・ベックの「哀しみの恋人達 Cause We've Ended As Lovers」がロイ・ブキャナンに捧げられた曲(作曲はスティービー・ワンダー)であると云うエピソード。
「ロイのヴァイブレーションと同じになるように弾いた」とジェフ談。
この曲のシングル盤を持っていました。
当時〇〇〇が〇〇〇〇のようにこの曲を聴きまくりました。
高校の文化祭でも弾いたっけかな。
だからもうこの頃にはワタシの身近にロイ・ブキャナンはいたのです。

そしてフォーカスのヤン・アッカーマンとの共通性もワタシには強く感じられたのです。
ボリューム奏法の美しさ、ピークがピキッと来るリアピックアップ使用時のトーン、そして早弾きからぐじゃぐじゃっと押し入れか箪笥に何かを押し込むような狂った狭いフレーズが鬼気迫るところまで。
ワタシにはバイブルです。
そう云えばジェフ・ベックのボリューム奏法も美しいんだよなー。
このアルバムの冒頭を飾る「Sweet Dreams」もボリューム奏法で始まります。
もうそれだけで美しさにうっとりしてやられちゃいます何度聴いてもやられちゃうんだよなぁ。

ロイ・ブキャナンのプレイは聴いていたけれどコピーなどはしたことがありませんでした。
でもある日突然自分の中にロイ・ブキャナンがやって来たのです。
それはもう7,8年くらい前に小野瀬雅生ショウのリハーサルをスタジオでやっていた時。
その日はたまたま普段あまり使っていなかったInfinityのカスタムメイドのテレキャスター(ブルーのヤツ)をリハに持って行ったのです。
そうしたらそのたまたまが自分を拓くことになったわけでして。
もうそのテレキャスターは随分と長いこと所持していたのですがちゃんと弾き込んでおりませんで。
その時にビビビのねずみ男ではありませんがビビビと来たわけです妖気アンテナも立っていたかと思います。
その直後だったと記憶していますが西荻窪Terraでパンチの効いたブルースのステージにゲストでお邪魔して(その時も青いテレキャス)Key=B一発でブルースっぽくプレイした時に完全にワタシにロイ・ブキャナンが憑依したのです。
自分の弾くフレーズが何か自分で弾いているように思えない。
ヒョウイされているとしか思えないくらいロイ・ブキャナンで自由にピキピキ弾きまして。
それからワタシには時折ロイになっております。
特にライブで拙作「Lotos」を弾いている時。
そりゃあ曲の成り立ちがロイに近いですからショウガナイのですがそれにしてもロイがやって来るのです。
あと小野瀬雅生ショウ『カモンレッツゴー』収録の「湖底のひみつ」もほぼロイです。
この曲、ワタシ一人で全ての楽器(と云ってもドラム・ベース・ギターだけですが)やってますが、録音の順番が狂っていてまずはメトロノームに合わせてギターだけ弾いたんです。
何のサポートもなくギターだけ弾いてみる愚かさと神聖さ。
自分とギターだけが対話してその先にロイがいて。
でも途中でワウを踏んでロビン・トロワーやフランク・マリノもやって来つつの、そこにワタシしか立っていない状態。
それからドラムを叩いて、ベースを重ねて。
ワタシが求めているのはもう完全にロイ・ブキャナンのトーンなんです。
来年、もうちょっと近付くと思います(詳細はまた改めて)。

有名な「メシアが再び The Messiah Will Come Again」のギターのトーンの極限値。
冒頭のフロントピックアップのトーン、これはワタシにはルパン三世初期シリーズのサントラ内のギタートーンに繋がってしまいこれもまたうっとりでして。
そしてYou Tubeで観たゲイリー・ムーアの「メシアが再び」の強烈な思い入れと愛の深さ。
深いなぁ。
ふと気が付くとギターとオルガンの音色が溶け込んだ時にワタシは最もロマンティシズムが活性化するようですフォーカスもロイもルパンも。
もうキリがないのでこの辺でやめます。
そしてまた全然別のことも考えていますそうなんだよなー。
ああまとまらないすみません。
全然アルバム紹介にもなりませんでした自分の事ばかり書いてすみませんすみません。