ブーちゃんが映画『レ・ミゼラブル』に行こうと言ってたので、夜8時過ぎに映画館へお出掛け
去年の12月21日から上映されているので、わりかし館内はガラガラ。
義姉から結構泣けるよ!ってな感想を聞いていたので、前半から泣いても大丈夫なようにタオル生地のハンカチとポップコーンを持って観ておりました。
この映画、ミュージカル仕立てで、2時間以上ある大作。
1個のパンを盗んだために19年間も監獄生活を送ることになった主役のジャン・ヴァルジャンの生涯を描いている映画。
映画は、1815年から1833年までの18年間を描いており、まさに、ロスチ○イルド金融王朝真っ只中
つまり、人によっては、宗教映画として。。。恋愛映画として。。。様々な観かたがあると思いますが、やはり僕ののちゃんは、フランスのロスチ○イルドの伝記ミュージカルとして観ておりました。
このころ、ヨーロッパ全王室がロスチャイルド家に金を借りていたと言われています。
結局のところ主役のジャンバルジャンと娘コゼット以外は、貧乏人はとことん貧乏。金持ちはとことん金持ち。不幸な人はとことん不幸。って大変分かりやすい内容でした
しかし2、3ヶ所ほど泣き所もあったのですが。。。何かしっくりこない。。。なぜだろう~
コゼットの母が、同僚のイジメから工場勤務をクビになって、まだ小さいコゼットの養育費に、髪の毛や歯を売って、最後は売春婦で身を滅ぼし亡くなる時、あの有名な曲
『夢やぶれて』を歌うシーンは、泣きどころだと思うのですが。。。泣けませんでした。 逆にここまでキャストを落し過ぎると、ただの失望と怒りだけ。
牢屋で生まれた警部ジャベールは、パン1つを盗んだだけの主人公ジャンバルジャンを決して許そうとしなかった。
それなら、売春宿の夫婦は客から宝石や貴金属、服まで盗むありさま。こちらの夫婦を捕まえてろよ!ってな違和感。
革命運動の最終決戦で、まだ子どものガブローシュに敢えて銃を向けて派手に死なせるシーンは、失望だけでした。
革命運動を起こそうと、若い青年達が集い、最終は砦を設けて軍と戦うが、ジャンバルジャンが助けた青年マリウスだけ生き残る。
もともとマリウスは大金持ちの御曹子、革命運動は失敗に終わり、仲間が死んだ後、あっさりとコゼットと恋愛結婚してブルジョアの生活に戻っていくところが、超軽~ってな感じ
う~ん。。。ここまで書くと、『レ・ミゼラブル』の評判を落す書込みになっちゃいますね。
しかし、僕ののちゃん的にその全ての穴埋めをしてくれた一人の女性がいます!それは売春宿の娘エポニーヌの存在。
彼女が革命運動に加わって、最終亡くなる寸前、彼女のとった行動と歌に涙しました。
哀しいエポニーヌの最後の歌。。。「On My Own」