世にも奇妙な物語 2014秋の特別編:考察 | しのぶーのブログ

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批判だけなら猿でもできるので、どうすればもう少し自分好みになるのかを考えてみた。



①サプライズ


話の骨子が

①金持ち彼氏が金に糸目をつけず全力でサプライズを行い、職場の人間も金銭援助を受けたため協力した話

なのか

②何かあるたびにサプライズをする世界に入り込んでしまった話

なのか分からない。


①ならば全てに納得がいくが、奇妙な物語ではない。若しくは最後にネタばらしをしてほしかった。

②ならば彼氏が一番最初にサプライズを行った理由が不明瞭。


彼女に「私もされたいなあ、サプライズ」と言われたぐらいで、彼氏があれほどの大がかりなサプライズをすることに納得がいかないため、「彼氏がサプライズにこだわる動機」をもう少し明確に描写してほしかった。(彼氏はお金持ちであるから、大がかりとは思っていないとも考えられるが少し苦しい)



自分がやるとするならば、

「主人公が彼氏にサプライズを求めた結果、取り返しのつかない事態に巻き込まれる話」を作る。


主人公が普通にプロポーズ→「様々なサプライズを企画している私をあっと言わせたら結婚してあげる」→普通のサプライズ→「そんなんじゃダメ」(ここまでは甘い雰囲気)

→繰り返される異常なサプライズ→「もうやめてっ!」→「こんなんじゃダメだ!」→死亡してサプライズ→本当に驚く→墓参りor夢の中か何かで「迎えに来たよ」

みたいな話だろうか。


加えて、タイトル文字のフォントがダサく古くあれだけでB級映画を見ている気になるので、あそこはぜひとも修正したい。



②走る取的


主人公が悪口を言ったから取的に追いかけられているのであって、そこに奇妙さはない。


取的であることに必然性がなく、追いかけるのがヤンキーでもヤクザでも同じ結果になりそうであるため、「タイトルで興味を惹かせるために取的にした」ように思える。

AVでいうとこの「パケ写詐欺」だと言えば紳士の皆様には通じるだろうか。

あの話だと、お相撲さんの評判を落としただけの下種な作品になっているため、修正を行う必要があるだろう。


追いかけられて錯乱した主人公が車で轢く→主人公は逃げる→倒れたままの取的をどこからともなく現れた数人の取的が担ぎあげる→相撲部屋の中で身体の中身がロボになっている取的を取的達が修理している(修理する腕もロボ)→起き上がる取的。衛星を使い主人公を捕捉。猛然とダッシュする取的…というオチにする。


「お相撲さんがあんなに強いのはみんなロボだからか!」と小学生以下の皆さんは騙せるのではないだろうか。


若しくは「二人きりになれる時間を待ってました。あなたタイプ♡好きです♡」と言い、主人公を引きずり闇夜に消えていく取的…というオチでもいいかもしれない。ありきたりのオチだが。



③未来ドロボウ


世にも奇妙な物語恒例の、いい話。

いい話枠は、どんなにアレンジしても後味を悪くするわけにはいかないため、物語の深い構成は諦める。


今をときめくジャニーズアイドルの主人公&朝ドラヒロインを使い、視聴者の目を飽きさせないようにする。



④冷える


「本当は熱いが脳が熱さを感じていない」のか「冷気を発生できる体質になった」のかをしっかり書いて欲しい。

前者なら消防士は無理だし、後者なら最後の火の中に飛び込んでいくシーンでX-MENに出てきたアイスマンのように氷を吹きかけながら火の中に入っていくシーンを書いたほうが、夢オチに繋がると思う。


あまりいじらなくてもいい話。



⑤ファナモ


「ファナモとは何なのか」で最後まで引っ張る。ファナモ=次世代排泄物だとタイトルで絶対に書かない。


ファナモが排泄物だと分からなければ、下半身だけロボ化・全身ロボ化したとも考えられる。

トイレのシーンがあるので、ファナモ=排泄物かな?とは思うが、実は全てミスリードであり、「あの黒い物体を並べると排泄物に行かなくてもいい」という宗教が流行っており、最終的に登場人物のほとんどが何らかの病気になる、というオチも考えられなくもない。


もしファナモが次世代排泄物なのだとしたら、「ファナモを出した後、机の上に並べる理由」も書いて欲しい。

それがないと、ヒロインの「なんでファナモしながらそんな大事な話するの!」という発言にものすごく共感してしまう。

うんこしながらプロポーズされて、嬉しい気持ちになる人間はごく少数だろう。


この話もタイトル文字のフォントがダサいため修正したい。



超短編


やらない方がいいと思う。


「時間がなかったため、ついこの手紙が長くなりました。」という表現があるように短くするためには練る必要がある。


普通の奇妙な話も出来ていないのに短編に手を出そうなんて100年早い。