あらすじ
私立直江津高校に通う阿良々木暦は高校2年生から3年生に変わる春休みの初め、同級生である羽川翼のパンチラを目撃したことがきっかけで彼女の友達になる。その日の夜、暦は両手両足を失い瀕死の状態にある吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに遭遇する…
(byウィキペディア)
断れない筋から「読んでみない?」と言われたので読むことにした。
読んだのは、「傷物語」「猫物語【黒】」「偽物語(上)」「偽物語(下)」の4冊。
いわゆるライトノベルと言われる本を読むことが久しぶりだったので、1冊目は読破するのに2時間近くかけてしまったが、2冊目以降は調子が出てきたので、だいたい1冊1時間半程度で片付けた。
内容はまあ、「主人公が女の子といちゃいちゃしながら妖怪のような何かと戦う」話。
バトルあり、エロあり、感動あり、と、様々なジャンルの要素が1冊にまとまっており、読者に対する間口が広い印象を受けた。
しかし、主人公のパンツに対する趣味嗜好で4ページ使うなど、なかなかハイセンス。
感動を覚えたのは、「偽物語(下)」
『主人公と主人公の妹が友人を訪ねた』という内容で100ページ書いていること。100ページ読み飛ばしても、物語の筋は分かるからすごい。
また、アニメ化を見据えた登場人物のセリフや、主人公と女の子のボケ・突っ込み合戦など、なかなか文字として頭に入ってこない。
…アニメで見た方が音として理解できる分、面白いのかもしれない。
「ライトノベルを読む層」に対して受けがいいように、女の子とのシーンを大量に盛り込んだり、難しい言い回しを使っていたりするのだとしたら、商業誌としては大成功なのだろう。
面白いか面白くないかでいえば、面白い。
下手な映画を1本見るより、有意義に時間を使えたと思う。
自分はライトノベルに「名言」を求めるので、女の子とのいちゃいちゃシーンが多い巻はあまり魅力を感じかなったが。
「主人公が無敵」という設定が好きなので、そういった意味でも少し残念。
今後の人生で「おススメのライトノベルは?」と聞かれることがあるとは思えないが、もし聞かれたとするならば、候補の一つとして覚えておこうと思う。
読んでよかった度 :☆☆☆
もう一回読みたい度:☆
若干、アニメを見てみたい度:☆☆