インナーチャイルドと免疫。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

あなたのココロの中の、

癒されないままいる

子供時代のあなた。

 

インナーチャイルドとは、

いったい何でしょう?

 

そして、現在のあなたのカラダに

どのように影響するのでしょう?



胸腺は、胸のど真ん中に位置する、

免疫器官です。


 

血液細胞達は、

赤血球も、白血球も、血小板も

まず骨髄でできるのですが、


 

そのうち白血球の一部が、

胸の真ん中の胸腺まで移動し、

ここで増殖するのです。


胸腺は、免疫学校。

 

未熟な免疫細胞たちは、

ここでさまざまに学び、

免疫能力を習得します。

 

***

 

ところが、この胸腺、

思春期まではすくすく育ち、

増大を続けますが、

 

ピークを過ぎると退縮して、

脂肪組織に置換されていきます。


胸腺の重さは、

誕生時の重さは約10gくらいで、

思春期には最大35gまで成長し、

その後、加齢とともに衰え、

40歳代には15gほどになってしまいます。

 

***

 

思春期までに

カラダのサイズは大人と

同じくらいまで成長しますが、

 

胸腺はまるで

そのカラダがピークまで成長したときの

ど真ん中を見極めるように

いっしょに成長し、

そこからは、だんだん縮んでいくのです。

 

***

 

子どものカラダの発達をみるのに

有名な、スキャモン曲線というのがあります。

 

このグラフの「リンパ型」に

胸腺の成長カーブは反映されますが、

ご覧の通り、


誕生から7才頃までぐっと第1カーブを描き、

そこからさらに、13才頃まで第2カーブを描き、

思春期までは大人の大きさ=100%を超えています。

 

7才まで、

13才まで、

急激なカーブで成長するのが普通な中、

 

ちょっと、

まさに胸が痛む

切ないデータがあります。

 

それは、

法医学で最近分かってきたことですが、

 

親や同居者からの虐待で

死亡した子供たちの、

半数近くで、胸腺が萎縮していた

という事実です。

 

 

虐待までは行かずとも、

子ども時代に受けるココロの傷は、

まさに胸のど真ん中、

胸腺を縮ませる、ということ。

 

ぐーんというカーブ曲線で発達が

必要な時期に、

逆に、萎縮してしまうということ・・・。

 

胸腺の発達と免疫機能と

インナーチャイルド、

 

今月はそれを癒す

講座にしたいと思います。

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