年末、心がけたいこと。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。
 

「群盲(ぐんもう)、象をなでる」

ということわざをご存知でしょうか。


目のみえない数人の行者が集まって、

象のカラダの一部をそれぞれ触ります。
 

長い鼻を触った行者は

「太い蛇のような動物」

 

と言い、

広い耳を触った者は

「広い扇のような動物」

 

と言い、

太い足を触った者は

「丸い柱のようなもの」

 

と言いました。



それぞれの世界では

どれも間違っていない・・・。
 

そう、

立場によって、また、

その人の認識の範囲によって、

答えは違ってくるということ…。

 

***


実際、私たちの生きている

物質世界もこうした世界だ、

ということです。

 

たとえば

「量子力学」という学問では、

 

電子を

「粒子性」と

「波動性」とを

あわせ持つ存在と、

不思議な定義づけをしましたが、

 

それは量子力学の

「観測者問題」
呼ばれる現象があり、

観測者によって、
電子の粒子性を追いかけた実験では

「粒子」として、

波動性を追い求める観測者によっては、
電子を「波動」として、

それぞれ実験結果が変わるという

不思議な現象が起こるからです。

 

へーー。

すべての物質の元である原子。

その原子を構成する

原子核と電子の世界では、

 

かくもあいまいな、
人の意識の持ちようによって
実験結果が変わる世界が

待っているのです。

 

***


群盲のお話と観測者問題が

共通して語ることは何でしょう?

 

それは、

自分の見方も大事だけど、

 

同じものを追いかける

他の人も、見方は違えど

自分と同じくらいに大事と思っている、
と知ること。

 

そして、自分の見方が

すべてだと思わずに、

 

たくさんの見方を

尊重し合わなければ、

次元をひとつあげて

世界を理解することはできないよ、

ということ。

 

ああ、人間がどこまでも

コミュニケーションが必要な理由が

わかるような気がします。

 

年末、出会う人達のものの見方、
尊重してみましょう。

 

***

 

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