おはようございます。
おのころ心平です。
11月も今日で最後。
明日から師走です。
だんだんと、
冬の気配が漂う季節と
なってまいりました。
冬は、腎臓に
主役がまわってきます。
以下の表の、
一番右の列「水」を
縦にごらんください。
水グループには、
季節で冬、
臓器で腎臓、
が含まれます。
腎臓へのストレスは、
腎臓に致命的な
ダメージを与える前に
膀胱
耳、
二陰ですから、
尿道、肛門
骨と骨髄
そして、
つば=唾液に
分散されます。
この時期、
口内炎が多くなったり、
歯肉が腫れたりするのは、実は
腎臓に疲労があるのが要因かも
しれません。
***
口の中には、
耳下腺(じかせん)、
顎下腺(がっかせん)、
舌下腺(ぜっかせん)、
という三大唾液腺がありますが、
腎臓にストレスが
たまって疲れている時は、
とくに耳下腺の働きが低下します。
耳下腺は、
耳の下にある大きな唾液腺。
おたふく風邪で
大きく腫れてしまうところです。
***
ところで、唾液腺は、
食べ方によって、
たとえば、
奥歯ですりつぶすような
噛み方では「耳下腺」が、
顎全体をつかって
食いしばるようなときは「顎下腺」が、
前歯でかみつくような噛み方では
「舌下腺」が、それぞれ刺激されます。
***
さらに、人間の大人の歯は
臼歯(奥歯のような歯: 穀物をすりつぶす)20本、
犬歯(とがった歯: 肉や魚を食いちぎる)4本、
門歯(前歯のような歯: 野菜を切る)8本の、計32本、
でできていて、
食べ物の比率も、
これにしたがって、
穀物と肉魚類と野菜とを、
およそ5:1:2の
割合とすればちょうどよい
とされていますが、
腎臓が疲れていて、
恐れや不安が強い時は、
奥歯に力が入らず、
すりつぶすような
食べ物(=穀物)の
消化が悪くなるのです。
***
穀物に十分な
唾液が混ざらずに胃に行くと、
胃の中はアルカリ性に傾きます。
すると胃酸の分泌が弱くなって、
胃酸による殺菌効果がはたらかず、
胃や腸内に腐敗が
起こりやすくなるのです。
ああ、胃腸炎は、
まわりまわって、
腎臓の疲れからくる
こともあるんですね。
はい。
唾液がしっかり出るように、
ゆっくり噛む、
ゆっくり食べる、
食べない時でも、
口の中を乾燥させず、
いつも潤いがある状態を意識する…、
そして、耳下腺が
しっかりはたらくよう、
腎臓の疲れは早めにとること。
寒くなっての腎臓の疲れは、
湯船にのんびりつかって、
背中をじっくり温めてやることです。
良質な唾液は、
腎臓の元気から!
あなたも「良質唾液」セラピー、
はじめましょう!!
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