話せばわかる、の本当の意図。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。

 

「話せばわかる」

「ゆっくり話し合えばわかり合える」

 

というセルフの背景には、

 

「自分の思いを

わからせようとしている」

 

という本音が隠れておりますので、

(バッサリ!)

 

話し合ったところで、

よけいに話がこじれる場合が多いです。


なぜなら、

相手の話をゆっくり聞こうということは

ほとんどなくて、

 

たとえ聞いていたとしても、

相手の話を聞く風を装いながら

 

頭の中では、

次に自分が何を言うか

を考えています。


***

 

カウンセリング現場で、

様々な家庭内の行き違い、

職場での人間関係ストレスをみてきて、

 

僕は、

 

「話せばわかる」

という台詞が出た時点で

もうずいぶん難しい局面なんだな、

と見込みを立てます。

 

理想的にはだから、

この台詞が出ないような

ふだんのコミュニケーション・センスが

重要なのです。

 

***

 

職場や家族間において、

コミュニケーションの言葉は、

健全なバウンダリーを築くために

重要な要素です。

 

でも、その言葉をのせる手段がいま、

たくさん増えていますね。

 

たとえば、ある案件を、

 

メールで伝える方がよい場合と、

電話で伝える方がよい場合と・・・、

 

どちらがよいかというのは、

コミュニケーションのセンスが

問われるところです。

 

***

 

コミュニケーションというものは、

その場合場合の機微があり、

 

直接電話よりも

メールの方が伝わる場合もあります。

 

たとえ夫婦や親子でも、

いきなり電話をかけることで、

バウンダリー・オーバー

(バウンダリー越え)が

発生してしまうことがあります。

 

肉声というのは、

すごく近いからです。

 

装飾ができません。

素(す)が顕(あらわ)なのです。

 

「素でいいじゃないか、直球で行こう!」

 

という男性に限って、

やっぱりそれはバウンダリー・オーバーを

起こしやすくなっています。

 

***

 

僕の友人に、

黎明期の携帯電話の開発に携わった

人がいるのですが、彼曰く、開発当時、

開発チームではほとんどの人が、

 

「メール(メッセージ)機能など、

誰が使うだろうか?」

 

「電話で伝える方が早いじゃないか」

 

「本当に必要なのだろうか?」

 

という議論がたびたびあったそうです。

 

いまこれだけ

文字や絵文字での情報交換が

発展することが、当時は、

想像もできなかったのです。
 

***

 

はい、

このことが端的に示しているように、

コミュニケーション文化は、

 

かつてのイメージを

化石時代にしてしまうくらい、

今日も進化しています。

 

言葉に対してこれだけ

デリケートな社会になって、

 

コミュニケーション・センスの

トレーニングは、

ますます重要になってきています。

 

     ▼

今なら3つの特典がついてくる!
(11月11日まで)

詳しくは、コチラから。