天才と病気。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

先日、セミナーの会場で

 

「おのころ先生の、

『病気は天才』よみましたー!」

 

と元気いっぱいに声をかけて頂きました。

 

うーん、一応、著書名は、

    ▼

おのころ心平 - ココロとカラダの交差点

 

なんだけど…、


 

…とはいえ、

「病気は天才」とは、

言い得て妙(みょう)。

 

僕の本棚には、

 

おのころ心平 - ココロとカラダの交差点


おのころ心平 - ココロとカラダの交差点

おのころ心平 - ココロとカラダの交差点


と言った本を並べておりますから、

 

病気とは、

一種の天才性の発露だ、

 

という考え方もあるくらいです。

 

***

 

古典的ではありますが、

有名なクレッチマーの類型論では、

 

●分裂気質
・非社交的、静か、控えめ、まじめ(ユーモアを解さない)、変人
・臆病、恥ずかしがり、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や読者に親しむ
・従順、気立てがよい、正直、落ち着き、鈍感

 

●循環気質(躁鬱気質とも)
・社交的、善良、親切、温厚
・明朗、ユーモアがある、活発、激しやすい
・寡黙、平静、陰鬱、気が弱い

 

●粘着気質
・粘り強い、頑固、融通が利かない、テンポが遅い
・気分は安定しているが、時々爆発する

 

という性格分類がなされています。

 

***

 

このうち、

外界に過敏に反応する

分裂気質状態は、

 

その反対に、

内面を深く掘り下げる傾向にあり、

 

これが何らかの形や創作をともなって

外界へフィードバック(表現)されることを

人々は、天才と呼ぶのではないか、

 

と考えられています。

 

***

 

外界と接する

インターフェイスの追求

をしていくと、

 

僕らは、

世界に対して、

個々人、さまざまな個性的な

接し方をしていることが理解できます。

 

その意味で、病気とは、

 

病気というフィルター

を通じて世界と接する

 

という、

経験目的でもあると

僕は考えるのです。

 

***

 

つまり、

外界との過敏な接触に対する、

いかんともしがたい衝動を、

 

カラダに現象として

表した結果が病気、

 

という言い方も

できるかもしれません。

 

病気という状態を通じてでも、

世界を個性的に経験したい…、

 

この辺には、

まだ深い考察の余地がありますが、

 

病気とは、ある種、

その人の世界とのかかわり方で生じる

個性的な自己表現…、

 

だとしたならば、やはり、

その表現の仕様を変えることは

可能なのだろうか。

 

病気は天才…。

 

うーん、あらためて、

いい考察のヒントを

頂いた気がするのでした。 

  ↓

6月25日(日)最寄りは新大阪駅。

40席限定!