おのころ心平です。
仏陀(ブッダ)、
阿弥陀(アミダ)、
「陀」って
いったい
どんな意味なんだろうと思って、
調べてみました。
陀とは、
サンスクリットの音写
でよく使われ、
険しい、
曲がりくねった、
斜め、
くずれる、
崖、
という意味だそうです。
***
字形形声で
声符は「它」。
它はヘビ(蛇)を表す字で、
やはり、
曲がりくねるという
意味を含みます。
なるほど、
仏陀=仏の道、
阿弥陀=浄土への道
は、平たんではなく、
曲がりくねって険しいもんですよ、
ということかもしれませんね。
***
ここで、カラダに、
「空陀」
という当て字をしてみましょう。
「体」について、
語源辞典をひいてみたところ、
「体は、殻(から)に
接尾語の「だ」が付いた語である」
という解説に行きあたりました。
から+陀
カラダの中の
血管、リンパ、
神経管、消化管も管。
曲がりくねって蛇のようだと
言われればそう見えます。
険しく困難な道筋を
ココロを込めながら
成長しつつ歩んでゆくと、
いずれ、空(から=くう)
へと至る道になる、
と解釈できたら素敵です。
***
カラダは、
最初は
殻であり、
空(から)であったとしても
それをココロの込めて、
空即是色、
色即是空
色に満たされた
世界へ持ってゆく。
おお・・・。
***
それにしても、
陀って、なんだか
謎めいた文字です。
そして、
蛇も謎めいていて
数々の神話に登場します。
旧約聖書の
エデンの園の話には
アダムとイブに
禁断のリンゴを与えた
蛇の話が出てきますし、
ギリシア神話に登場する
女性の怪物メデゥーサは
髪の毛の一本一本が蛇です。
日本には
ヤマタノオロチという有名な
一つの体に八つの頭と八つの尾を
もった蛇の化身がいます。
あまりいいようには扱われて
いないのですが、
インドでは、ナーガという蛇神が
釈迦が悟りを開く時に守護したとされ、
仏教に竜王として取り入れられて以来、
仏法の守護神となっています。
***
ああ、空に向かう守護神として
カラダを考えるなら、
なんと尊い言葉なんだろう・・・。
そんなことを考えながら、
またまたカラダへの愛おしさが増す
今日この頃なのでした。
カラダへのさまざまな考察が満載。
おのころ心平の
毎月の動画配信サロン。
(月額1980円)
▼
大チャンス!!
6月はLIVE配信です!!
詳しくはコチラから。