おはようございます。
おのころ心平です。
代替療法は、
いかに取り入れるべきか?
この本は、1997年発刊。
帯には、
権威と権力によって
ゆがめられた現代医学の実態…
とあります。
こうした現代医学に
対抗するように浮上した
代替療法への希望。。。
6,000円もするので、
当時の僕は本屋に行っては、
何度も立ち読みしてましたが、
購入してからも何度も何度も読み、
僕の頭の中の
代替療法のおおよその枠組みは
この本の中にある以下のもの
↓
がベースとなりました。
「はー、こんな療法もあるんだー」
現代医学に対抗するべく、
代替案として注目された各療法に
当時の僕は、みなぎる期待感を
わくわくしながらもったものでした。
***
ただ、著者がアメリカの
サイエンスジャーナリストなので、
日本では活用できないものがたくさんあり、
あったとしても、
医療制度も文化の違う日本においては
その実行方法が中途半端で、
また肝心の実践する人材も
十分育っていない実情がありました。
療法そのものの是非というより、
日本における「適用」
の問題があったのです。
うーむ、これでは、
とても現代医学に
対抗できるレベルではないかも…、
ということも、
だんだん実感として
理解していきました。
(実際に取り組んでみてぶち当たった壁…)
***
この本が発売された
1997年から
26年の歳月がたち、
今、日本において
代替療法はもっと進化し、
十分な実力をつけてきたか
と思いきや、
逆に、現代医学の方が、
急速に進化し、むしろ
溝を開けられた感があります。
ゆえに、僕が、
パーソナル医療コーディネートするときは、
(特にがんのクライアントさんに)
現代医学に対し、
対抗的に選択するのではなく、
まずは現代医学で実施される
がん治療法をしっかりと網羅し、
その選択した治療法による
副作用の軽減やセルフケアの範疇で、
現代医療の効果が
より効果的に発揮され、
治りやすいカラダづくりのために
代替療法を取り入れる、
という形をおすすめしています。
***
それは、現代医学を敬遠しつつ、
代替療法に活路を求めた結果、
効果が出ずに失望してしまい、
最後に僕のところを
訪ねてこられた方を
たくさん見てきたからです。
だから僕の今のところの考えは、
代替療法は、
現代医学と対立的に使うのではなく
上手に組み合わせて、
セルフケアとして用いるのが、
ベストだということ。
そして、その上手な
組み合わせのコーディネート力
が必要だということです。
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