おのころ心平です。
吉田兼好(よしだけんこう)の
「徒然草(つれづれぐさ)」に、
『高名の木登り』
(こうみょうのきのぼり)
というくだりがあります。
これ、
なぜかずっと覚えてて、
以下、
僕なりの超訳で書きますね。
***
木登り名人として高名な師が、
弟子を梢の枝を切らせるのに、
高い木に登らせた。
もっとも高くて、
こっちが見ていて
はらはらするような
危なっかしいところでは、
この師匠は何もアドバイスせず、
弟子が木から降りはじめ、
もう飛び降りても
大丈夫なくらいになって
「過ちすな。心して降りよ」
と声をかけた。
それを見た私(兼好)は
不思議に思い、
「これくらいの高さなら
もう大丈夫でしょう。
なぜいま声をかけたのでしょう?」
と言うと、
「そうです。目が回るような枝が
折れそうな高さでなら、
本人が気がはっていますので
私からは何も申しません。
失敗やケガは、簡単で、
本人が気を許したような場所で
起こるものでございます」と。
***
なるほど・・・。
まもなく
3月には、マスク解除。
5月には、2類→5類へ移行。
コロナ明け直前の
今だからこそ
過ちすな、
という吉田兼好の助言は、
重要かもしれません。
首、
手首、
足首を冷えさせるなど
そんな油断を
そのままにしないように。
心して降りよ、
という台詞を
大いに活かしていきたいですね。
↓
※詳しくはコチラから。