おのころ心平です。
「こら、だめでしょ!」
「何度言ったらわかるの!」
「そっち行っちゃ危ないでしょ!」
「もう、いい加減にしなさい!」
こんな言葉、自分の子ども以外の
人間関係で言えるでしょうか?
上司に向かって、
「あっち行きなさい」
とは言えませんよね。
お姑さんに向かって、
「もう、わがままなんだから」なんて
(本当は思っていても)
口に出して言ったら、
ちょっとその後の関係が恐い。
その点、小さな子どもは、
どれだけ叱っても、
親を嫌いにはならない。距離をあけない。
その信頼を、
親はわかっているので、
叱るというより、
自分の気分を子どもに
ぶつけてしまう。
それでも大丈夫だと・・・。
(うー、確実に親の方が
癒されていたりして・・・)
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シュタイナー教育関連の本によれば、
7歳までの子どもは、
お父さん・お母さんと
感情を共有しているそうです。
近くにいるいないに関わらず、
ほとんど家に帰らない父親とも、
感情ではつながっています。
子どもは、
その感情共有能力を通じて
家庭のストレスというのを
吸収してくれます。
お父さんが倒れる前に、
お母さんが倒れる前に、
子どもが先に、
高熱や湿疹でわかりやすく、
家庭にたまったストレスを
ガス抜きしてくれます。
伸びしろが、うんとある子どもの方が、
親よりもストレスを開放する余力がある。
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子どもは笑うし、泣くし、
大声出すし、暴れるし、
熱を出すときも高熱です。
ココロもカラダも表現力豊かですね。
それに引き換え大人になると、
涙をこらえ、含み笑いをし、
酒を飲むと暴れるときもあるけど、
風邪もひき切らないで熱は微熱。
なんかいつも小出しです。
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つまり、我慢して、
忍耐強い両親にこそ、
はじけて自己表現豊かな子どもが
生まれてくることも多いです。
(ココロも、カラダも)
「この子は風邪ばっかりひいて、
本当にカラダが弱いんです」
というお母さんには、
2つの心理が働いています。
ひとつ、
この子のせいで、私が大変だ。
ひとつ、自分もこの子みたいに
風邪をひいてゆっくり誰かに甘えたいわ。
はい・・・。
子どものカラダに何かサインが出たときは、
お父さんもお母さんも、
自分の感情を見つめるチャンスです。
親が心の奥に
封印しているものの分だけ、
子どもがそれを表現してくれて、
家族全体のバランスを
とろうとするのですから・・・。
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