元気をなくしてしまう強力な呪文とは・・・? | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

このひとつ前の記事で

「健康は不公平だ」

と言った彼女が、


ストイックなまでに

正しい生活習慣を行うに至った

話のもとをたどっていくと、

 

意外な過去の経験が

飛び出してきました。

 

***

 

それは、学生時代の

「受験」の失敗だったのです。

 

子供の頃から利発だった彼女は、

公立中学校では学年でもトップクラス。

 

両親や教師たちからの期待もあり、

高校は、学区内一の進学校の受験を決めました。

 

猛勉強の末、自信も実力もついて、

受験に臨みましたが、

 

試験数日前から

なんと体調を崩してしまい、

試験当日も思うように集中できず、

結果は惨憺たるものに

なってしまったのです。

 

***

 

「まじめに努力しても、失敗する…」

 

その経験が、彼女の無意識の記憶に、


「高望みはよくない、冒険は失敗する」

というふうにすり込まれてしまったようです。


「実力以上の何かに挑戦すると、

カラダが言うことを聞かなくなりますから…」


カウンセリングセッションで、

彼女はそう何度か小さくつぶやきました。

 

***

 

ちゃんとやっているのにうまくいかない…。

 

どうせ、

 

勉強も、

恋愛も、

体調も、

今の仕事も、

 

いざというときには、

私の思う通りにはならない…。

 

***


「どうせ、でも、だって」

は3D用語と言って、

カラダの元気をなくす強力な呪文です。

 

彼女はその呪縛の中にいたのです。

 

「自分を信じられない」

という心理状態には、

せっかくの生活習慣を

吹き飛ばしてしまうほどの力があります。

 

***

 

私は、ふたたび聞いてみました。


「あなたは何をしているときに

『あ、幸せだなぁ』と感じますか?」

 

「…。…」

 

カラダは「正しさ」よりも「幸せ」

に反応するようにできています。


誰かに褒められること。

「おはよう」って言って、

「おはよう」って笑顔で返してもらうこと。
おいしい食事をゆっくり味わい、

ゆっくり湯船につかって、

こだわりのバスタイムを自分に与えてやること。

 

毎日のちょっとした幸せで

自分をワクワクさせてやること…。

 

そんなことを全部我慢して

臨んだ受験勉強を選んだのは、

どこまでが自分の望んだものだったのか…?

 

今の仕事は、

自分以外の誰かの期待に

応えるためだったのではないか。

 

***


彼女の思考はそこまで巡り、

そうして彼女の内側から

「ゲシュタルト崩壊」

起き始めたようです。


 彼女の頭の中で、

これまで信じていた

一連の考え方が崩れ出したとき、

 

その目から、はらはらと

大粒の涙が流れていました。

 

予告!

  ↓

 

※あさって、リリース開始です。