おのころ心平です。
先日、
世界最高齢119歳の死去、ココロよりご冥福をお祈りいたします。
という記事をお送りしましたが、
関連して思い出したのが、
5年前、男性・世界最高齢だった
イスラエル在住の、
イスラエル・クリスタルさんのお話。
当時113歳で、
亡くなられたクリスタルさんは、
1903年9月15日、
ポーランド生まれ。
1939年にポーランドの
ナチス占領期間に
作られた菓子製造業に就き、
スイーツやキャンディを作っていました。
4年後の1943年、クリスタルさんは
アウシュビッツ収容所に送られ、
妻を亡くし、二人の子供を
ホロコーストで失いました。
クリスタルさん自身は生き残り、
アウシュビッツ収容所で
強制労働に従事しました。
1945年に救出された際は、
体重は37キログラムまで
減っていたといいます。
その事実を聞いて、
驚くとともに
僕は、「長寿」ということについて
あらためて考えさせられました。
アウシュビッツ生存者が
世界最高齢って。。。
***
元気で長生きのために、
よい食事をとろう
よい睡眠をとろう
運動し、たまに自然に触れ、
なるべくストレスのないように、
自分にやさしい生活をしよう、
という、きれいごとが
あっさりふっとぶ事実を
突きつけられたような
気がしました。
収容所での生活なんて
この世でもっともストレスフルな
体験でしょう。
自然の空気に触れる
どころではありません。
食事も衛生面も
最悪に近かったでしょう。
家族が、目の前で死んで行く姿をみて、
精神的にもノイローゼ状態
だったかもしれません。
そんな体験をした人が、
世界最高齢って・・・・。
***
僕は、もちろん現代人にとって
規則正しい生き方、
自分にやさしい生活環境づくりは
ものすごく大事だと思っていますが、
でも、その前に、
まず生き抜く、
という意志がなければ、
それらは、いくら整えようと
むなしいのかもしれない・・・・。
生きる意志の付帯要因として
生活環境はあるのであって、
環境が
健康や長寿をつくってくれる
わけではない・・・。
クリスタルさんの人生が、
それを教えてくれているような
気がしました。
***
そう。
第一義的に、
生きる意志を核とすべし。
といっても、
現代人にはそれが
見えにくくなってしまいましたよね。
うー・・・、
あなたが、
どうしても生きるべき
理由とはなんでしょう。
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