おはようございます。
おのころ心平です。
僕はカラダの不調から、
ココロのメッセージを読み解く
ことが専門ですが、
時折、
経営や人事についての
ご相談も受けます。
たとえば、ここ最近、
コロナ禍の影響もあって
浮き彫りになったのですが、
コンセプトを大事にする
自然食レストランやNPO法人が、
経営面というより、
スタッフ間の人間関係が
うまくいかないことが
原因で長く続かない、
というケースのご相談を受けました。
***
はじめに、
こうした集まりは、
理想を高らかに掲げているだけに、
運営方針においては、
「総論賛成」だけど、
現場において、
「各論反対」が
噴出しやすい傾向にあります。
そう。
高い理想でつながれば
つながるほど、
リーダーやその集団への
大きな「期待」が生じてしまい、
それは、しばらくすると
現場で小さな「失望」を生むことになり、
小さいながらも
それが重なって行けば、
全体を崩壊させてしまう力に
なってしまうのです。
***
せつないことですが、
期待と失望の原理は、
現実には、よくあることです。
じゃあ、期待など
最初からしなければいいのか、
という話になりますが、
僕は、期待するならば、
他人ではなく、
まず自分にすればよい、
そして、
どうしても人に期待するなら、
なるべく分散してすればよい、
と考えています。
一人の人、
ひとつの場所、
ではなく、
職場での人間関係も
分散できる風通しのよい
環境作りが必要です。
***
ご相談いただいた方には
まず、こんな提案をしました。
職場でも、学校でも、
席替えで、がらりと空気が変わり、
能率が一気に上がることってあります。
人間関係は、
長く同じところにいると、
煮詰まる。
だから、席替え方式。
これは職場でするなら、
時期 をはっきり示すことが重要です。
3ヶ月なら3ヶ月、
半年なら半年、
仕事の内容(継続性)や
当事者たちの
ストレスの限界(感受性)
を見越しながら、
職場の人事異動、あるいは
役割の変更などの時期を
明確に示すのです。
***
期間を明記した
風通しのよい環境作りのセンスは、
コロナ明けの新しい職場での
リーダーやマネジメントに
強く求められるでしょう。
今こそ全体と個人の
バランスの心理学を学ぼう。
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