おはようございます。
おのころ心平です。
ここへ来て、
皮膚のかゆみの
ご相談や質問が増えています。
湿気が強くなってきたこと、
気圧や気温の不安定で、
自律神経や
脳神経疲労が重なり、
これまでなんとか保ってきた
体内バランスが崩れやすく
なっているかもしれません。
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「五臓六腑」
という言い方がありますが、
五臓とは
「肝臓」「心臓」「脾臓」」「肺」「腎臓」
のことであり、
六腑とは
「胃」「胆嚢」「小腸」「大腸」「膀胱」「三焦」
のことを言います。
この中で、
「三焦」(さんしょう)については
なじみがないでしょう。
三焦とは、
五臓全域にまたがって
「津液(しんえき)」を
カラダのすみずみに行き渡らせる
東洋医学独特の
架空の器官を想定しています。
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三焦という字に表れている通り、
それは、三つの焦点という意味で、
上焦、中焦、下焦を指します。
●上焦:舌下から胃の入り口までをいい、
主に胸部と心、肺の働き。
●中焦:胃の入り口から胃の出口(臍へそのあたり)
までをいい、上腹部と胃、脾、小腸の一部の働き。
●下焦:臍から陰部まで。下腹部、
肝、腎、小腸の一部、大腸、膀胱の働き。
この三つのゾーンに
バランスよく気が配分されていれば、
「気分」がよいはずなのです
***
三焦経はまた
「五臓全体」への邪気の
侵入を防ぐ「気」の流れです。
これを現代風に解釈すると
「リンパ循環」にあてはまると、
僕は考えています。
リンパ循環は、
交感神経・副交感神経と
密接な関わりがあります。
交感神経と副交感神経は、
常に拮抗的に作用しており、
できればその日のうちに、
上手にバランスをとろうとしています。
通常、日中に
交感神経が優位になって
緊張した分は、
睡眠中に副交感神経が優位となり、
帳尻を合わせます。
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ところが、日中にたまった
緊張、疲労、ストレスが膨大で、
その日のうちに解消されない場合、
疲労物質が臓器の中に
蓄積されます。
コロナ禍で、
風邪もひけない、
ゆったりとした呼吸もできない
そんな緊張期間が続けばなおさら。
その状態が続くと、
細胞や臓器にたまった疲労物質は、
リンパ液中に漏れ出します。
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そうすると、全身が重く、
せっかくのお休みの日に
起き上がれないような
強い疲労感におそわれたり、
リンパ中の物質が
末梢リンパで炎症を起こし、
湿疹や皮膚のかゆみ、
ということになるのです。
***
そんな状態に
見舞われている人は
ふだんから1日の
帳尻を合わせる意識を
持ちましょう。
1日のプレッシャーで
老廃物が一番たまるのは
脚、特にふくらはぎです。
ここをもみほぐし、
今日の疲労はなるべく
今日のうちに解除する
という意識をもって過ごしましょう。
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