おはようございます。
おのころ心平です。
ふくじん。
すみません・・・。
福神漬けのふくじん、ではなく、
こちらの、
腎臓の上に乗っかっている、副腎、です。
副腎には、
・血圧を上げる作用、
・心拍を上げる作用、
・消化器系の活動をさげる作用、
・肝臓に働きかけ、
グリコーゲンからグルコース(ブドウ糖)に
変換させる作用、
そして、
・肺の気管支を拡張させる作用があります。
***
副腎皮質から出される
コルチゾール(糖質コルチコイド)は、
僕らのカラダを守る
天然のステロイドホルモンで、
行き過ぎた免疫を抑制する
働きがあります。
この働きを、人工的にお薬にしたのが
強力な抗炎症作用を持つステロイド剤です。
ステロイドはいくつかの機序を経て、
細胞間の伝達物質である
サイトカインの合成を阻止します。
それで免疫に重要な役割をしている
マクロファージ(体内の異物を捕食している細胞)
の活性を抑制し、
さらには、炎症反応に深く関与している
インターロイキン1や2の産生を抑制して、
Tリンパ球の細胞障害性T細胞(感作T細胞)
への分化をおさえて、免疫が抑制されるのです。
***
・・・ちょっと、専門的でしたね。
とにかく、副腎が元気であれば、
行き過ぎた暴走免疫を押さえ、
そして、
肺を膨らませる作用が適切に働きます。
つまり、言いたいことは、
逆に、副腎が疲れていると、急速な炎症を抑え込むこともできないし、
また、肺と気管支を膨らませる力が
なくなる、ということなのです。
「肺に始まり、肺に終わる」
とも言われるコロナウイルス感染症。
副腎疲労を改善し、
副腎を元気に活性しておいてやることが
まわりまわって、
コロナ感染症の重症化を予防する
道筋のひとつなのです。
東洋医学の「腎」は、
腎臓も、もちろん副腎も
含まれる概念。
アフターコロナへ向けて、恐れ・疲労からの回復法!
腎臓と言えば、「恐れ」が、蓄積しやすい臓器。
そして、腎臓の上にのっかっている副腎は、アドレナルファティーグ(副腎疲労)
という言葉があるように、なかなかとれない「疲れ」がたまりやすい臓器。
それは、いったいなぜなのか?
東洋医学での「腎」という概念には、「腎臓」も「副腎」も含まれています。
そして、その「腎」には、あなたの「親子関係」が如実に反映するというのです。
5月講座では、腎臓と副腎、それぞれにしくみとはたらきを踏まえた上で、
東洋医学的な考察、また親子関係がどのように作用するのか?
そして、恐れと「免疫過剰」との関係も織り交ぜながら、
「腎」が本来持つ「人生安心サポートシステム」の引き出し方をお届けします。
↓