「絶対に」という言葉と「がん」の関係。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


僕の心の師である、帯津良一先生。



今日は先生とのトークセミナーの日でした。



 

なんだか大切なことを受け継ぎました。





セミナー中も話題になったのですが、

医療現場のコミュニケーションにおいて

言葉の背景にある気持ちへの配慮は、


とても重要な意味を持ちますよね。



***

カウンセリングの現場においては、


これまで僕が、

多くのがん患者さんと対話してきて

とても覚えている言葉があります。
 

それは、「絶対」という言葉です。


絶対いけませんよね。

絶対ありえないでしょう。

絶対あの人のせいでしょう。


逆に、


絶対にします。


絶対よくなります。


絶対生還します。


ということを、

みなさんよく口にされていました。


***


「絶対」には、

100%か、0%か、

オールオアナッシングという

意図が込められています。


つまり、


「100%正しい」


「100%あの人が悪い」


「完璧にできないならもういい」


「そんな中途半端ならやらなくても同じ」


といった考え方で

これまで生きてきた

という証拠のようなものが、


「絶対」という言葉に

表れるのです。


***


しかし、


考えてみれば、

絶対とは「対を絶つ」という意味で、


「対がない」=「関係性がない」


ということを示しているんですね。


この世の中は、


右と左、

北と南、

西と東、

昼と夜、

男と女、

S極とN極など、


「対」になってできていることが

多いのですが、


絶対とは、それを許さない…、


右も左もない、

男も女もない、

よいも悪いもない、

意見の余地がない、


ということなのです。


***


「絶対服従」という言葉が

よくその意味をあらわしています。


また、唯一絶対とは、

ほかの追随を許しません。


でも、一方通行で

関係性がない状態だと、

孤立しますよね。


象徴的なことに、


がんは体内で

コミュニケーションを遮断しています。


がん病巣は、

まさにカラダの中で

「対を絶って」、孤立しているのです。


自分が増殖することで、

ほかの細胞の居場所を奪い、

カラダ全体の機能が不均衡になることに

気づけない…、


だから調和が取れないのです。


***


絶対、絶対と言ってはいけない、とは

いいません。


でも、この言葉は、

そんなに連発するものではない、

ということを知っておいてほしいのです。