おのころ心平です。
朝の記事の続きから…。
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膵臓には、カラダの外側への顔と
内側への顔があるということ。
この2つの顔を
上手に統合させることが
膵臓の大きな役割
とも言えるのです。
社会生活における
さまざまな場面で、
ダブルスタンダードに
悩まされる人ほど、
外面と内面の矛盾を
心の葛藤としてためこみ、
結果、「膵臓」に
その影響が出やすくなる、
ということかもしれません。
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先の世界の国々と
カラダの五臓の関係を見るとき、
「膵臓」を担当するのは
インド、中国、東アジア諸国です。
僕は、膵臓の働きから、
これらの国々が直面している
課題を感じてしまうのです。
政治体制は「共産主義」でありながら、
一方で、経済的な
大発展を遂げつつある中国。
またインドも、IT技術などを筆頭に
経済的な大躍進を進めながらも、
「カースト制」という
ヒンドゥー教独特の制度に
政治的課題をはらんでいます。
表向き経済発展を遂げる顔と、
内部問題としてその国の政治体制…。
国自体が二面性の葛藤を抱える
この中国とインドにおいて、
糖尿病が増え続けるのは、
何らかの意味を示唆しているような
気がします。
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ひるがえって、
東アジア最東端の
わが日本ではどうでしょう。
明治維新以来、
日本こそは、西洋と東洋の二面性を
極端なまでに体現してきた国です。
古来の伝統と
外来の西洋文明との衝突が
これほど顕著に表れた国は
ないかも知れません。
和魂洋才、和洋折衷…。
これまで
150年以上もかけてつないできた
日本の近代と同じようなことが、
いま中国、インドという広範囲な地域で
起ころうとしています。
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ただ、カラダの機能で見るなら、
膵臓を含む脾臓には、
「リンパ球を産生する」
という作用があります。
リンパ球とは免疫細胞です。
免疫は、ひと言で言えば、
「自己と非自己を区別する作用」
といえるのですが、
その先には、
一度経験した「非自己との接触」を
カラダの中で統合し、
カラダ全体で新たな局面に
強くなること、とも言えます。
免疫機能としての
役割を持つ東アジア、
そして、その極にある日本。
糖尿病増加の裏に潜む「意味」には、
二面性の葛藤を乗り越えつつ、
社会や世界を新しい局面に導くという
役割もあると思う次第なのです。
全会場満席!!
明日6月14日23:59まで、
キャンセル待ち 受付中です。
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開講日程は・・・
■6月21日(金)東京会場
■6月22日(土)東京会場
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