おのころ心平です。
新月には願いを、
満月には感謝を。
上弦には引き寄せ
下弦には手放し。
月のサイクルは
陰陽のバランスです。
本日、今年最後の
満月を頭上にして
考えたことを少し。
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むかしむかし、
メソポタミアに起こった文明が、
(初期にはシュメール文明とも)
西に向かって、
西洋の太陽暦文化をつくり、
東に向かって、
東洋の月の暦文化をつくったのだと
ある歴史研究家の先生に
教えていただき、
なるほどとうなりました。
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東洋の端っこにあたる日本は、
東の月の文化の
権化のような国でありながら
明治維新以降は、
いち早く西洋文明を取り入れ、
東西融合。
福沢諭吉の言った和魂洋才を実践。
太陽と月を合一した文化を
極東において実現させるべく、
日 と 月 = 明
明治と名付けたのだと。
なるほど、それはたしかに
理念としては素晴らしかったかもしれませんが、
月の伝統文化で生活し続けてきた
私たちのカラダは、すぐには太陽文化に染まるわけもなく、
明治6年の改暦から146年、
それなりに苦難と葛藤を繰り返しながら、
頭は太陽、カラダは月、
の矛盾をいまだに抱えつつ、
それでも世界に誇る類まれなる
文明社会を築いてきました。
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日本は建前と本音の社会だと
揶揄されはしますが、
それは、そうならざるを得ない
社会環境の中であったということで、
その分、一人一人の
カラダの内側では
さまざまな矛盾によって
引き起こされる、
免疫病とアレルギー疾患・・・
その増大という犠牲を払ってきた、
とも言えるのです。
僕はだから、月の視点で、
今の社会を見ることが、
日本という国に
暮らす上に置いての
免疫病対策になるのかもしれないと・・・、
月視点で、経済状況を
月視点で、
コンピューターデジタル技術の発展を
月視点で、
あなた自身の食生活、運動習慣を、
いったんドラスティックに
とらえなおすことができたなら…。
今年最後の満月の日に、
ふとそんなことを考えた次第です。
来年も月とカラダと素敵な関係を・・・。
↓
おのころ心平の真骨頂!