おのころ心平です。
午前中の脳梗塞にくらべ、
脳出血についての心理には
どんな傾向があるでしょう?
【脳出血型心理傾向】
・先入観、思い込み
(ものの見方が一方的でそれ以外に対応できない)
・プレッシャー
(意気込み、勝負をかけるという思い)
・切迫感
(いつも何かに駆り立てられたような気持ち)
・現実逃避
(この状況から逃げ出したい)
・現状適応力の低下
(アップダウンのある状況への疲労感)
***
脳卒中は、
かつて1951年から約30年にわたり、
ずっと国民死亡原因の第1位を占めてきました。
また、現在の死因割合では、
脳梗塞が圧倒的に多いのですが、
当時は、脳卒中で死亡する人の大部分は、
脳内出血だったそうです。
脳には
「前大脳動脈、中大脳動脈、後大脳動脈」
という、3本の大きな脳血管が通っています。
このうち、中大脳動脈から分岐する
細い動脈のところで、脳内出血は
起こりやすいとされています。
割合は、じつに全体の70%です。
このあたりは、
脳の大脳辺縁系と呼ばれるところで、
なぜ、この付近で起きやすいかというと、
その答えは意外に明快で、
中大脳動脈という太い動脈が、
いきなり細い動脈に分岐するからです。
つまり、急激な圧の変化に、
脳の動脈壁がついていけずに、
やぶれてしまう、ということなのです。
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中風(ちゅうふう、ちゅうぶ)
という言葉があります。
最近ではあまり使われませんが、
江戸時代から残るこの言葉は、
悪風に中(あた)る、
すなわち「脳卒中」を表します。
特に、当時多かったであろう
「脳内出血」を指した言葉だったようです。
そして、歴史を紐(ひも)解けば、なんと、
江戸8代暴れん坊将軍・徳川吉宗や、
戦国大名・上杉謙信が脳内出血で亡くなっています。
謙信は、相当な大酒飲みで、
亡くなったのは、織田信長との決戦をかけた
上洛一歩手前でした。
これは、かなりハイテンションな状況にあったのかもしれません。
また、もっとさかのぼれば、
落馬で命を落としたことで有名な源頼朝も
脳内出血であったと言われています。
鎌倉幕府をひいた英雄も、実は、
馬上で中風にあったのではないか、
といわれているのです。
***
彼らは戦い続けて、自らの限界を
押し広げてきた人たちです。
昨日より今日、
今日より明日。
果てしもない戦いと取り組みに邁進を
続ける姿があったということです。
そう考えれば、1960年代、
高度成長期の日本に脳内出血が多かったと
いう事実も、何か、うなずけるものがあります。
スピードアップ、倍増するくらいの成長、
領土(マーケット)の拡大…。
どんどん道が広くなるつもりで
走り続けていたら、急に小道に入ってしまった!
ああ、この勢い、どうしよう!?
ドカーン!!
というのが、脳内出血を表すイメージです。
***
あまりスピードを出しすぎると、
自転車でも、車でも、
急カーブがやってきたとき、
転倒してしまいます。
脳内出血予防の最大のポイントは、
曲がり角を上手に乗りこなす
ブレーキング・テクニックと柔軟性です。
「勢いがつき過ぎたときのブレーキの踏み方、
自重の仕方」。
ここにこそ、脳内出血予防の
ヒントがありそうです。
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