おのころ心平です。
さくら舎の古屋信吾社長直々に
執筆のオファーをいただいてから、
ずっとこの本のことが頭の片隅に、
いえ、かなり中央のあたりに
陣取っていました。
古屋社長は、かつて講談社の
敏腕編集長として活躍し、
数々のヒットシリーズを手がけ、
世に送り出した本は、数知れず。
そして、定年退職後に、
さくら舎を設立されたとのこと。
***
何度目かの編集の
打ち合わせのときです。
「社長が手がけた本の中で、
思い出のものは何ですか?」
と私が問うたところ、
「大変面白かったのは
河合隼雄先生ですかね。
あの先生は本当に面白い方でした」
と。
瞬間、僕の箸が止まりました。
河合先生といえば、
僕が若い頃に講演会に何度となく通い、
そのご著書も、僕のオフィスに
「河合隼雄コーナー」ができてしまうほど
たくさん読んだあこがれの存在です。
こよなく大尊敬してきた
日本を代表する心理学者・・・。
「え、あの河合隼雄先生の本を
手がけられたんですか?」
と僕。
「ええ、何冊も出させていただきました。
ずいぶんおつき合いいただきましたね。
惜しい方をなくしました」
河合先生は、最後は文化庁長官まで
務められたのですが、激務の末に倒れられ、
2007年にお亡くなりになられたのでした。
***
「この本の内容、
も、もう少し、考えてもいいですか?」
あの河合先生の編集と
同じ手にかかるなら、
決して後悔はしたくない…。
そうやって大幅に予定が遅れながらも、
全力で取り組んだのが本書です。
最初の企画とは本当に
変わってしまいましたが、
おかげで僕にとっては大満足の
内容となりました。
8月1日(火)
1日だけのアマゾンキャンペーンを実施します。
発売は、8月4日ですが、
みんなでいっせいに事前予約注文の
キャンペーンです。
エントリーいただいた方には、
本書がもっと楽しくなる
素敵なプレゼントをお届け!
8月1日、いっせい予約注文に
ぜひご参加くださいませー。