おはようございます。
おのころ心平です。
孔子(こうし)曰(いわ)く、
吾十有五にして学に志す、
われじゅうゆうごにしてがくにこころざす。
三十にして立つ、
さんじゅうにしてたつ。
四十にして惑わず、
しじゅうにしてまどわず。
五十にして天命を知る、
ごじゅうにしててんめいをしる。
六十にして耳順う、
ろくじゅうにしてみみしたがう。
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず
しちじゅうにしてこころのほっするところにしたがって、のりをこえず。
***
私は十五才で学問を志し、
三十才で学問の基礎ができて自立でき、
四十才になり迷うことがなくなった。
五十才には天から与えられた使命を知り、
六十才で人のことばに素直に
耳を傾けることができるようになり、
七十才で思うままに生きても
人の道から外れるようなことはなくなった。
***
これを読んでいる40代のあなた、
果たしてあなたは、声高らかに、
「四十にして惑わず!」
と、宣(のたま)うことができるでしょうか?
昔、僕が20代のころ、ひとまわり上の先輩が、
「四十にして惑いっぱなし-!」
イエーイ!!って、踊りながら叫んでいて、
ジョークかと思っていましたが、
おのころ心平、45歳。
四十半ばにして、
先輩のそれは本心であったのだ、
と悟りました。
***
まー、現代社会において、
たとえ50代でも60代でも、
われ惑わず、
と言える人はごく少数でしょう。
孔子が活躍した時代は、
紀元前5-6世紀ごろ。
いま、その時代と比べて
情報量は圧倒的です。
かたくなに、迷わんぞーと
態度を硬直させるより、
むしろ、
大いに惑い、
迷いながらも
柔軟に適応していく生き方が、
現代人のあり得べき姿とも
言えるかもしれません。
かろやかに歌って踊って生きましょう。
それが現代人にとっての、
「七十才で思うままに生きても
人の道から外れるようなことはなくなった」
に至る秘訣かと・・・。
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