おのころ心平です。
虫歯ができやすい人は、
一見、まわりの人に
やさしい人です。
でも、それは本当にやさしい人というよりは、
他人の矛盾や傲慢を、
ただただ我慢している結果なのです。
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・・・Bさんもそんな方でした。
正義感が強いのに、
それを言葉で言い表す自信がなくて、
攻撃力が自分の内側に向いていました。
Bさんは世の中への矛盾に対する感度が
人一倍強いのにもかかわらず、
それを自分なりに
消化する手段がないため、
周囲からはあろうことか、
「決断力のない人」と見られていました。
これがまた本人のプライドを傷つけ、
「そっちこそ矛盾だらけじゃないか!」
という思いがいつも口の中に滞留し、
そうした思いが口腔内を酸化させ、
虫歯や口内炎の温床を創っていたのでした。
***
世の中、いい悪いを単純に
判断できるものはありませんが、
虫歯、口内炎になりやすい人は、
まあ、相手にも事情があるだろうから、
と無理矢理、自分のココロを収めようとする
傾向があります。
ここは
「そいつには噛みついて
やってもよいのだ!」
というくらいに
善悪の基準を持ってもよいと思います。
そして、こうした基準をもたらす
「自らの自信」を高めていくことが、
口腔内を酸化させることを
防いでくれるはずなのです。
(つまり虫歯・口内炎の予防!)
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僕は、Bさんと一緒に
「ののしりたいことワーク」をやりました。
ののしりたいことを
ノートにたくさん書き出し、
それを一緒に声高らかに
リズムにのせて合唱するのです。
まあ、あまり他人には
聞かせられない詩ですが、
それでもBさんには、
大変効果的でした。
Bさんにはご自身でも
定期的に実行してもらい、
しばらくすると
「口の中の環境が変わってきた」
という実感を持ち始め、
あれだけしょっちゅう通っていた歯医者さんにも
ほとんど通わなくてよくなったのです。
***
世の中の矛盾に敏感になることは、
時に、とても貴重です。
ただ、人間は「矛盾する生き物」と
最初から腹をくくっておくのも、
自分の気持ちを安定させてくれます。
どこまでの矛盾なら許せるのか
をはっきりさせ、
それ以上の人とは、
なるべくつき合わない、
という基準を持ちましょう。
自分の基準を、カラダが教えてくれるわけです。
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6月8日(水)東京
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