おのころ心平です。
ネイルセラピストさんにもぜひ知っておいてほしい。
もちろん、子育て中のお母さんにも・・・。
長いので(上)(下)でお送りしましょう。
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Q.息子の爪について
の質問です。
小さいときから
爪噛みのくせがありました。
今、中学1年生ですが、
爪が通常の半分以下になってしまい、
見ていて、かわいそうになるほどの指先です。
自分の体なのに、
どうしてこんなになるまで噛んでしまうのか、
またその行為の背景にある意味はなになのか、
ぜひ教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
***
A.おのころadvice
クライアントさんと接するとき、
僕は、その人の爪の状態も
観察したりすることがあるのですが、
爪を噛む人は、その観察が利きません。
それが証明しているように、
爪は過去のカラダの情報が
いっぱい詰まったところで、
とくに子どもの場合は、
その成長過程が表れているのです。
その爪を噛んでしまうという行為は、
「過去の自分を消してしまいたい」
という潜在意識の欲求を
示していることがあるのです…。
***
ではまず爪の役割を考えてみましょう。
もともと、動物にとって爪の必要性とは、
1.食べ物の獲得
2.自分を守るために相手を攻撃する
ためにあると言われています。
人間には、その両方ともの必要性が
なくなってきましたが、
いまだに爪は「攻撃性」を象徴してはいます。
よく引き合いに出される例としては、
自分に弟や妹ができたとき、嫉妬から、
小さい赤ちゃんを攻撃してしまうのではないか、
という不安を抱き、それを未然に防ごうと
自ら爪を噛む、
ということが挙げられます。
自分が誰かを攻撃してしまうのではないか…。
その衝動を必死に抑える行為が、
爪噛みに表れると言うのです。
***
爪は1ミリ伸びるのに、
約10日を費やすと言います。
面白いことに、伸びる速さの順は、
中指、
薬指、
人差指、
親指、
小指の順で、
そして、利き手の方が
(例えば右利きなら、右手指の方が)
若干、速く伸びるそうです。
どの爪をよく噛むのかがわかると、
対応するカラダの器官から、
そのココロを読み解くことが可能になるのですが、
今回のご質問の場合は、
お子さんはおそらく全部の爪を噛むのでしょうから、
特定臓器からのメッセージというより、
もっと…
おそらくはもっと、
誰かとの人間関係を表しているもの
と予測することができます。
***
まず親子関係から考えてみましょう。
世に有名な
エディプス・コンプレックス
が現れるケースでは、お子さんが、
母親に無意識のうちに恋をしている、と
解説します。あくまでも、無意識にです。
中学1年生ともなると、
それが、父親への反発、
というような形で表れてもきます。
「爪の持つ攻撃性」が、
恋敵である母親の夫に向けられるわけです。
これは不可思議な現象ですが、
僕が見てきたケースでは、
お父さん、お母さんがべったり仲がよい、
夫婦でがっちり絆が深いケースの方が、
子どもはココロのうちに抑圧している
母親への慕情を、もっともっとココロの奥深くに
隠さなければならなくなります。
ああ、父親を攻撃してはならない、
ああ、母親を困らせてはいけない…。
こうした気持ちの代償行為として、
爪噛みが起こるのです。
これは本人も、ご両親も、
まったく自覚のないところで起こるので、
少々厄介です。
「爪を噛むのをやめなさい」
と言っても一向におさまらないのと同じことで、
理性で抑えられる代物ではないのです。
さて、では、どう対してあげればよいのか…。
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