おのころ心平です。
午前中の記事からの続きです。
世の中には、整形外科以外に、
痛みの専門家はたくさんいます。
鍼灸、指圧、マッサージ、
接骨院、整体、カイロプラクティック…。
オステオパシーやPNFといった
アメリカで高い評価を受けている手技療法もあります。
では、アロマトリートメントや
リフレクソロジーなどはどうなのでしょう。
頚椎症は改善されるのでしょうか?
リンパマッサージ、ロミロミ、バリニーズ、
スウェーデニッシュなどは?
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リラクゼーションに位置づけられる
これらの施術は、
症状改善をうたうことはできません。
マッサージにはアロマやリフレ以外にも、
伝統的な医療から派生したすぐれた技法は
たくさんありますが、法律的に分類するなら、
これらのマッサージはもちろん、
整体やカイロプラクティックでさえ、
病気や症状を扱ってはいけないことに
なっています。
しかし、整体やマッサージによって、
カラダ全体のひずみがとれ、
バランスが整うことで、
局部の痛みが消失することはあります。
整形外科が行う局部治療よりも
理にかなっていると、
これらの療法を選択する人は多いです。
整体などで、
カラダのバランスの大切さに気づき、
ヨガやストレッチの教室、
操体法、西式健康法、自彊術などに
関心を向ける人もいます。
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伝統的な療法のなかには、
ココロとカラダと魂は不可分とする
生命哲学を持つものもあります。
人間を肉体としてだけ見るのではなく、
「心理的アプローチ」
「エネルギー的アプローチ」
も必要として考えるならば、
心理療法やヒーリングも、
痛みのケアにとっては、
大きな役割を担っています。
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ただ、こうした療法を利用する際、
利用する側が認識しなければならないのは、
日本では、「痛み」の治療が認められているのは、
医師、
理学療法士、
鍼灸師、
柔道整復師、
あん摩・マッサージ・指圧師
までということ。
(いわゆる「保険がきく治療」が、
法律で認められた症状改善を目的とした治療)。
それ以外のセラピーは、
あくまで症状改善・治療を目的としてはいけない
ことになっているという注意書きです。
「効果があるなら、そんなルールは意味ないでしょ」
と開き直ってもいけません。
社会的コンプライアンスを遵守しようとする姿勢は
とても大切なことです。
一方で、「資格のない療法はすべて禁止にすべきだ」
という主張も言いすぎです。
職業選択の自由を優先する
過去の最高裁判所の判例もあり、
また、これからの日本において、
病気や不調の増加を、
いまの医療機関だけでは
とても対応しきれないだろうことが予想されるからです。
セルフメディケーション、
健康維持・予防の分野、
あるいは、
病気治療の予後において、
これから紹介していくセラピー・療法は
きわめて大事な役割をはたしていくでしょう。
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新刊発売記念、おのころ心平ナイトセミナー、
「痛みが癒されてゆくココロの持ち方」
~痛みを癒すココロの処方箋~
まる2日で60名満席になってしまい、
30名ほど席を増席いただきました。
三省堂池袋本店さん主催で、
場所は、西武池袋本店別館8階
池袋コミュニティ・カレッジ4番教室にて。
11月19日(木)19時~
本書で語りきれなかった
ケーススタディをもとに、
頭痛、首痛、腰痛、関節痛、生理痛、
リウマチの痛み、結石の痛みなどの
背景となるココロの逆流を解説し、
そのココロの状態から抜け出す
マインドシフトの方法を
お話ししたいと思います。
終わりには、
ヒーリングワークで
少しリラクゼーション瞑想タイムまで
設けます。
すごーいセミナーです。
参加費は、なんと3,000円(税込)。
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