おのころ心平です。
朝の記事からのつづき…、
アレクサンダー自身の自己体験からか、
アレクサンダー・テクニークでは、
頭ー首ー背中の関係を、
とても大切にしています。
アレクサンダーは一連の探求によって、
首と 頭と背中の関連性が、
その人のカラダの使い方全体を決定している
ことに気づきました。
カラダが本来の機能や能力を発揮できるためには
「首を楽に、頭は前に上に、
背中は上下に伸び、左右に拡がる」
ことが重要であるということでした。
この首と頭と背中の関 連性を、
「プライマリー・コントロール」と呼んでいます。
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<人間の動きの法則1>
首の筋肉の習慣的緊張は、
必然的にカラダ全体の緊張を引き起こす。
反対に、カラダ全体の緊張を解くには、
首の緊張を開放することから始めなければならない。
理由)
首の緊張は、背骨全体における骨と骨の関係をゆがめ、
背骨全体の能力を損ない、体重配分がうまくできなくなり、
随意運動をサポートする不随意筋にまで干渉するから。
<人間の動きの法則2>
動いているときにカラダが自由であれば、
頭が先に動いて
カラダがそれについてくる。
特筆すべきは、この順序である。
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頭―首―背中の関係性が
自由になるということは、
呼吸が自由になるということ。
アレクサンダー自身が俳優で、
舞台指導も行う立場だったこともあり、
アレクサンダー・テクニーク実践者は、当時から、
舞台俳優や声楽家が多かったそうです。
現代においても、たくさんの実践者がおり、
アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けた俳優として、
パトリック・スチュアート、
ロビン・ウィリアムズ、
クリストファー・リーブ、
ウィリアム・ハート、
キアヌ・リーブス、
ヒラリー・スワンクビクトリア・ベッカム
の名があげられます。
ミュージシャンでは、
ポール・マッカートニー、
スティング、
ヴァイオリニストのユーディ・メニューイン、
声楽家のエマ・カークビー、
指揮者のサー・コリン・デイヴィス
も実践者、支持者のなかには
哲学者のジョン・デューイ、
劇作家のバーナード・ショー、
作家のオルダス・ハクスリー
などの名もあります。・・・すごいですねー。
⇒夕方の記事につづく。
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