おはようございます。
おのころ心平です。
↑すごくおもしろかったです。
あなたの小さな思い込みが、
大きなできごとを巻き起こすわけ…。
著者は、
「私は隠れたところで人に影響を与える力を、
”隠れた脳”という造語によって表したい。
隠れた脳とは要するに、気づかないうちに
私たちの行動を操るさまざまな力のことを言う」
とし、多くの実例とともにそれを解説しています。
バイアス(bias)という言葉を、
この際ぜひ、知っておいてください。
よく「偏見」と訳され、何に対する認識の偏り
と捉えることが多いのですが、
本当はバイアスにいいも、悪いもない。
脳は、バイアスだらけなのです。
僕らの日々の認識は、ほぼ自動操縦です。
自転車や車の運転は一回覚えたら、
無意識に操縦できるでしょう。
毎回いちいち
「ハンドルを握って…、ペダルに交互に力を入れて…」
とはやりませんね。
カラダもそうです。
毎日の呼吸を一回一回「吸ってー、吐いてー」と
数えている人はいないです。
バイアスに頼らなければ、日常は成り立ちません。
でも、
隠れた脳=無意識のバイアス=思い込み
は、自覚的な脳で時々、点検してやる必要があります。
バイアスは、消すことも外すこともできません。
意識化し、どう扱ってやるかを工夫してやるのです。
そこでこの本↓
10年前から欧米では
「脳の多様性」という言葉が使われている。
「生物多様性」同様、脳にも様々な種類があり、
その個性に合った環境作りが、
ひいては社会全体を豊かにするという考え方だ。
肌や髪の色がみな違うように、
脳にも多彩なバリエーションがある。
自閉症はシステム化能力に、
ADHDは発想力に、
ディスレクシアは視空間能力に
長けていることが多い。
気分障害・不安障害・統合失調症は
三者三様の創造力に、
知的発達の遅れは
社交力に秀でているとも言われる。
いわゆる「障害」をもつと言われる人たちが、
本書の中では、ユニークな方法で人生を切り開き、
生き生きと暮らしている。
自分の強みを活かした仕事をし、
社会をより豊かにしている。
この本でとりあげられる7つの個性とは、
・自閉症
・AD/HD(注意欠陥/多動性障害)
・デイスレクシア(学習障害)
・気分障害
・不安障害
・知的発達の遅れ
・統合失調症
です。
でも僕は、この本の中に、
健常な脳をもつと言われる人にも当てはまる
才能開花の道をみました。
少なからず、誰もが持っている
脳のクセや思い込みの傾向。
病的ではないけれども、だれでも不安が強くなることはあるし、
脅迫神経的になることも、精神が分裂しそうになることもある。
それをむりやり矯正するのではなく、逆手にとって、
それを才能化して生かせる環境を見つけていくという方法。
10月26日(土)は、そんなセミナーをお送りします。
おのころ心平真骨頂、カラダと脳の個性と環境。
1DAYどっぷりセミナーは今年最後。
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明日10月11日(金)23:59まで、
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