つまんない
とは、考えてみれば、
不思議な言葉です。
つまんない
↓
つまらない…。
むむー、なにごとも
詰まってしまう方が、
やっかいだと思うんですけどね…、
川だって、
道だって、
水洗トイレだって、
つまらない方がいいでしょう。
カラダだって、
胃腸や血液の流れに
詰まりがあると大変です。
だのになぜ、
つまらない
は、否定的に用いられるのか?
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語源辞書を調べてみたら、
面白いことが書いてありました。
詰まる
→ 動けなくなる
→ 行動や思考が行き詰る
→ とまってしまう、
→ ストップしてしまう
しかし、
ここで意味が転じて…
→それ以上は先に行けない、
ということで
→ ゴール
→ 決着
(将棋の「詰み」などもここからくる)
はたまた、
→ 納得する
というようなことを
意味するようになったそうです。
(か、かなり、強引ですよね。)
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したがって、
「つまる」の否定形である
つまんない とは、
いつまでも決着しない、
納得いくゴールが見えない、
という意味で使われるようになり、
やがて、
ありきたりのゴールでは
納得できないよ~
という意味を含むようになったのです。
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つまんないに、
そんな歴史があったとは…、
でも…、
ということはですよ。
「つまんない」を
いつも口にする人には、
ありきたりのゴールで
納得しないわたしは、
常識破りのゴールを
自分で創ってやるぞ。
枠にとらわれた人生なんて
まっぴらごめんのわたしは、
枠から外れた思考法で
ダイナミックな生き方をしてやるぞ。
という躍動感が
ココロの奥に眠っているということです。
さあ、気づいてあげましょう。
あなたのココロのシフトチェンジ…、
「つまんない」と連呼する
観客側意識から、
たとえ小さくとも、
その行動が社会を創造する
舞台側の意識へ。
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※カラダへの言葉の作用、考えよう。
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