卵巣ホルモンが地球を救う! | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


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8月リ・スタートの

きれいのココロ


ココロを込めるBodyMaking、

27の記事について集中連載にて

お送りしております。


今日も、レイコさんの登場です。



***


レ: 今回は、カラダの中のお話なのね。

お: そう、卵巣は、骨盤の中に左右ひとつずつあります。
   大切な女性ホルモン出す器官ですね。

レ: 。。。ホーホホホホ。。。存じておりますわよー。
   その卵巣ホルモンを「きれい」に活用する方法のお話でしょ?

お: 卵巣ホルモンには2種類あるんです。エストロゲンとプロゲステロン。
   この2つの名前は、ぜひ覚えておいて下さいね。

レ: 名前は、みなさんも聞いたことはあるはずね。

お: ひとつめのエストロゲンは、生理が終わるころに増え始め、
   排卵前にピークを迎えます。エストロゲンはお肌をなめらかにする効果が
ありますから、この時期は比較的お肌の調子はよいはずですね。

レ: 生理が終わるとカラダもすっきりするものね。

お: もう一方のプロゲステロンは、排卵後に大量に分泌されます。基礎体温があがる
   時期ですね。新しい生理がはじまる頃にはプロゲステロンの分泌は少なくなって、
排卵までの間は分泌量がほとんどなくなります。

レ: プロゲステロンにはどんな効果があるの?

お: 体液を貯留するはたらきがあり、特に、子宮にたくさんの血液を送り込みます。
   それにお肌の皮脂腺を発達させる作用もありますね。

レ: ま! 皮脂腺を発達させたらダメじゃないの。

お: プロゲステロンの分泌が多い時期はニキビが出来やすいですね。
またメラニン細胞の発達も促しますから、シミなんかも出来やすい。

レ: きゃー、プロゲステロン、嫌いよ。

お: 嫌いって言ったって…。

レ: なんでプロゲステロンのようなものが存在するのかしら?

お: きびしいなー。エストロゲンとプロゲステロンは「排卵」を境に入れ替わるように
   してカラダに作用します。エストロゲンはカラダの外側方向に、プロゲステロンは
カラダの内側方向にはたらく言ったらわかりやすいですかね。 

レ: わかりにくわ。

お: そ、そうですか。
   じゃ、エストロゲンは「攻め」、プロゲステロンは「守り」、でどうですか?

レ:(ぶんぶん)先生、何がおっしゃりたいの?

お: バランスが大事ってことですよ。カラダはすべて陽と陰の作用で拮抗しています。
   プロゲステロンが多く分泌してニキビやしみができるのは、それだけエストロゲン
   が攻めすぎているっていうこと。

レ: いいじゃないの。エストロゲンはお肌をなめらかにするんでしょ。

お: エストロゲンは他に、血液の流れを促進したり、コラーゲンを合成を進めたり、
   骨の新陳代謝の促進もします。乳房の皮下脂肪も増やしますね。

レ: きゃー、エストロゲン、好き。

お: でもね、乳房だけじゃなく太ももや腰周りの脂肪もつけますし、血液凝固の促進
   作用もあるんですよ。そして、あまりに多いエストロゲンの分泌は、乳がんや子宮
   がんの原因にもなると言われているんです。

レ: きゃー、やっぱり、嫌い。


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お: 攻めのエストロゲン、守りのプロゲステロン。このバランスは神様がくれた
   カラダの智慧です。エストロゲンは、女性らしさの攻めのホルモン。
   このエストロゲン、排卵前に分泌が増えるっていうのがポイントなんです。
男性に魅力を訴えて、着床の確率をあげようというカラダの作戦なんですね。
  
レ: 着床の確率? 妊娠しやすいようにってことかしら?

お: そうです。そして一方のプロゲステロンは母性のホルモン。
   排卵後にはプロゲステロンが増えて着床する受精卵のためにカラダの内側に血液を
集めて、子宮の内側を厚く守るんですね。着床しない場合もプロゲステロンは、
女性のカラダを母親にします。

レ: 先生が前に書いていらっしゃったわね。

   皮脂もメラニンも外気や紫外線への保護作用、お肌を守る母ゴコロって。

お: プロゲステロンは、行き過ぎたエストロゲン作用をブレーキする働きがあります。
どちらが増えすぎてもダメなんですよ。
   本当に絶妙なバランスの上に、女性のカラダを調整してくれてるんですね。

レ: わかったわ。
   じゃあ、そのホルモンを「きれい」に活かす方法を教えて。

お: はい。まずやっぱり自分の「排卵日」をしっかり把握することですね。
   生理中に、何だかカラダの中でホルモンがたーくさん作用している気分に
なるかも知れませんけど、カラダの中では排卵の方が一大イベント。
エストロゲンとプロゲステロンの切り替わるこの時期こそ、生活リズムの
起点とすべきなんです。

レ: まー、力説しますわねー。

お: 排卵日を境に、

・前の2週間が「攻め」(エストロゲン)、自分らしさをアピール!
・後の2週間が「守り」(プロゲステロン)、やさしさ、思いやりをもって。

   という意識で生活リズムをつくってもらえたら、
   カラダは自然のリズムでその人らしい美しさに導いてくれます。

レ: 先生、言い切ったわね。

お: はい。この時期を間違って、守るべき時に無理をしたり、アピールすべき時期に
   躊躇したりしていると、ホルモン自体も混乱します。その取り返し分が、どこかで
   カラダの不調やお肌の不調になって表れてくるんですね。

レ: ふー、排卵日を見極めるか。基本的なようで、なかなかできないことね。

お: 僕ね、女性のカラダって本当に神秘的だなーって思うんです。
   このリズムは男性にはわからない。人間がつくる社会も、自然と調和するためには
   唯一残されたこの女性のホルモンリズムにヒントがあると思うんですね。

レ: 先生、なんだか大げさなお話になってますわよ。

お: 女性が美しく生きる社会って、豊かだと思いますよ。
   それはきっと、男性にとっても本当に生きやすい社会。
   僕が女性のきれいを応援するのも、それは地球を救うことになると思っている
からなんですね。

レ: きゃー、カッコいいんだかどうだか、よくわからないー。

   ま、みなさん、ぜひ排卵日を見つけてくださいましね。
   それが、きれいの源だそうですから。

***


★8月、再開!「きれいのココロ」★

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