咳をしている人と長時間同じ部屋にいなければならなくなったら…。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


僕は、新幹線に乗る機会が

多いのですが、

先日、新幹線での移動中に
隣のシートに座ってきた男性が、

ものすごーく咳をしていたのです。





季節柄、

こちらは敏感になりますよね。

隣でずっと咳をしているのですが、
マスクを準備しているようでもなく、


上の写真と違って

手で口を押さえる仕草も見せない。

(このまま、3時間同じ空気を・・・?)


と考えると、

ずっと我慢を続けるか、
はたまた席を移動するか…

大いに悩みました。


皆さんなら、どうしますか?


***


僕は、結局、その男性に

声をかけることにしました。


「たいへんですね。風邪ですか?」

するとその男性、

とても恐縮した面持ちで


「すみません。マスクも用意していなくて。

ご迷惑ですよね」

(…はい、たしかに迷惑ではあります!)


でも、僕は図らずも

こう言ってしまいました。

「いや、大丈夫ですよ。

気にしないで下さいね」



(…ああ、気にしていますよ、本当は。

少なくとも向こうを向いて咳をしてほしい…)



***

でも、彼は非常に安心した顔で、


「急な出張で、ゴホゴホ、

持病の喘息なんです」


と。


果たしてそれは本当なのか、

あるいは、

インフルエンザじゃないですからご安心を、
という彼なりの配慮なのか…。


でも、不思議なことに、

それからしばらくして、
彼の咳はずいぶんとおさまりました。



***

呼吸の仕方や回数は、

ほんとうに千差万別。


個々人の個性が呼吸の仕方に

表れると言っても過言ではありません。


そしてその呼吸は、


周りの環境、周囲の状況、

あなたの隣に誰がいるか?の影響を

絶え間なく受けています。


呼吸を深く、

ゆっくりできるということは、


あなたの周囲を認め、

あなたの生活空間にOK!

を出している


ということ。


まわりの環境に拒否反応があったり、

「この空気を信じられない」、

というような無意識の反応がある限り、

呼吸は安定しません。


咳は、安定しない呼吸の際たる姿。

逆に、周りの人と呼吸が

合わせられるということは、


お互いがその存在を

認め合っている、


ということ。


さて、季節がら、

僕と同じようにお隣に

咳こんでいる人が座ってくる

かもしれません。


同じ部屋にいなければ

ならないような事態も。

もし、長時間いっしょにいるなら、

その人に、ひと言、声をかけましょう。


それは、

おはよう、でも、 

こんにちわ、でも。


知らない人、

何を考えているかわからない人

と空間をともにするだけで、


僕らの呼吸は

速く浅くなってしまうのです。


声をかけること、

あいさつをすることは、


まず相手の存在を認める、

という行為。


するとまず、

あなた自身の呼吸が

少し楽になります。


さあ、

あなたの呼吸の自由のために、

あいさつ、という大いなる武器を

使いましょう。


***


冬の痛みを乗り越える。

絶好調です!

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